みなさん、満3歳児入園ってご存知ですか?
満3歳児入園とは、満3歳になったその日以降、4月を待たず幼稚園に入園できる制度のことです。
満三歳児入園を希望する保護者の中には、「自分の時間を早く持ちたい」「早く仕事復帰したい…」という理由以外にも、
・沢山のお友達と一緒に過ごす時間を作ってあげたい
・できることが増えるかも!
・家で母親と二人でいるよりも刺激になって良さそう…
と、子どもの成長・発達への良い影響を願って、という場合もありますね◎
しかし、よくよく調べて行くと「そんなに早くから入園させて大丈夫?」という声や、中には「可哀想」という言葉まで…(゜o゜)
”子どものために”と思っていたが、「可哀想」や「後悔」なんて、本当に大丈夫かな?!(TдT)
と心配になってしまうお母さんもいるのでは?(゜o゜)
そこで、今回は満三歳児入園を検討している親御さんに、
元保育士である私の経験から、
皆さんにお伝えできる満三歳児入園のメリットや、
気をつけなければならないことなどをお伝えしていきたいと思います。
そして、
「子どものために…」と思いつつも、まだ手元に置いておきたい…(;_;)
そうお悩みのお母さんも、ぜひ読んでらいたい…参考になれば嬉しいです♪
(無理して手放さなくても、大丈夫!今を大切に( ´∀`))
満3歳児入園で得られるメリット
私自身、保育士として働いていた時も、幼い子どもが集団の中に入り成長していく姿を何度も見てきました(´ε` )
同じように幼稚園でも、満3歳児入園をすると様々なメリットがありますよ◎
具体的には↓
・季節の行事やイベントなどを体感できる
・園内で体を十分に動かすことができる
・同年代の子どもと一緒に過ごせる
・家族以外の大人(先生)と関わることができる
・生活リズムが整う…
季節にちなんだ行事やイベントを体験できたり、年齢に応じた運動などは、
子どもの情緒にとても良い影響を与えます。
知育という側面からも、
早いうちから様々なことを経験できるのは魅力的なことです◎
元保育士&幼稚園卒業組からのひと言
「早くお友達と遊ばせてあげたい!」について…
3歳になりたてだと、いきなりお友達同士で遊ぶということはまだほとんど見られません^^;
実際には、先生を介して、周りの子どもと楽しい気持ち・頑張ったという気持ちを共有する段階です。
ただ、今までのお母さんとの関わりで、お母さんを安全基地だとしっかり認識出来ている子は、
徐々に外の世界にも目を向け始める時期でもあります♪
お家では経験しづらい体験を沢山できる幼稚園での生活は、お子さんの発達にとても良い影響があるのは確かですね◎
長女が先月から満3歳児入園で幼稚園に通い出した。縦割り保育で毎日お兄さんとお姉さんたちに可愛がってもらっているらしい。「今日はね、○○ちゃんと遊んだよ」と楽しそうに話す娘の姿や、新しい歌を覚えてくる様子を見て、外の刺激の大事さを実感していた。そんな娘が昨日の夜、お風呂上がりに(続
— うーなー|夢を叶えるWebライター (@uunaar_fz1025) January 4, 2023
↑こちらの方のように、家庭では経験できないことをどんどん吸収し成長していく子さんの様子が胸熱ですね♡
満3歳児入園のデメリットは?向いていない子はいる?
母子分離を不安に思う方もいるかもしれませんが、
例えば、保育園の0歳や1歳児クラスから通っていた子を例にあげると…。
保育園の先生と家庭との連携で愛情に欠くことなく過ごせた子は、心身共に健やかに成長していきます(*゚∀゚)
預ける時期で何かが変わってしまうと、悩む必要はありません。
”早くに預けて可哀想…”は園の先生の関わりや、お家での過ごし方でいくらでもフォローできると考えて大丈夫です!!
4月初めの保育園の朝
保育士にとってこの時期の阿鼻叫喚は風物詩^^;
子どもも、そして先生も正直ドキドキです(。>﹏<。)
お子さんを預けるお母さんにとっては少し胸が痛くなることもあるかもしれません。
(というか、胸痛みまくりだと思います…)
ですが、園という環境、そして担任の先生との信頼関係が作られてくると、1ヶ月も経たないうちに泣かずにバイバイができるようになります♪
気付いた頃には保育園が第二の居場所だという意識も芽生えてくるので、自分からスタスタと登園できるようになります^^;
ですので、幼稚園の満3歳児入園も、同じように徐々に慣れてくると思うので、心配は無用です◎
満三歳児入園がデメリットになる場合
注意点
満三歳児クラスがない場合、
・同じクラス・カリキュラムで過ごすことになる可能性がある
・先生の人数にも注意が必要
園によっては、満3歳児クラスが設けられているのではなく、年少さんクラスと一緒という場合もあります。
そうなると、年少さんのカリキュラムを2度繰り返すことになってしまったり、
進級時やイベントなど、満3歳児入園組だけ扱いが違うことに子ども自身の気持ちが納得行かないものになるなどのデメリットがあります。
元保育士視点でひと言
保育園のルールに当てはめて幼稚園の満三歳児クラスについて考えると、
満3歳児クラス=2歳児クラス、ということになります(゜o゜)
保育園では、2歳児クラスには子ども6人につき先生1人というルール下で子どもたちを見ます。
幼稚園の先生の配置基準は、年齢は関係なしに1クラス35人以下につき先生1人です。
当然、どのようなクラス編成でどういった先生の配置をしているかは、その幼稚園によって異なると思いますが、
必ず、クラスがどのように運営されているのかを、実際に見学に行きしっかりと確認するべきです(゜o゜)
子どもの成長を期待して入園させたのに、決して手厚いとは言えない環境に預けてしまっては後悔の原因にもなってしまいます(。>﹏<。)
満三歳児入園に向いている子・向いていない子
上の章でも述べたように、早い時期に保育園や幼稚園に預けたとしても、家庭との連携・お家での関わり方で子どもは健全に育っていきます。
ですので、向いていない子は特別の事情がない限りはないと感じます。
発達の早い子は向いてる?!
・自分の気持ちをしっかりと言葉で表すことができる
・手先も器用に使えて、幼稚園のカリキュラムを楽しめる
・周りの子の存在や、お友達との関わりが心地よく感じ始められる…
こういったお子さんは、もうすでに年少さんに近い状態です^^
満3歳児入園での園生活を有意義なものにすることができるでしょう♪
満三歳児入園を後悔する可能性が一番高いのは…
幼稚園選びの重要性
いつ入園するのかではなく、どんな幼稚園かを一番の基準に!
後悔につながる一番の理由は、幼稚園選び自体を失敗してしまうことです。
”満3歳児入園があるから”という理由で、通う幼稚園を決めるべきではありません。
親と一緒に過ごすよりも多くのことを経験させてあげたい
子どもの発達を考えて満3歳児入園を選ぶならなおさらです!!
来年五月に満3歳児保育の幼稚園に入れて友達ができればと思ったけど、入園予定のA幼稚園より、ずっと気になってるB幼稚園のほうが保育方針が自分たち親子に適している気がしてならない。悩むううう
— るいたろ (@ruitaro) October 29, 2012
我が家の娘は満3歳児入園ではなく、3年保育での入園ですが、娘の幼稚園選びにものすごく時間をかけました^^;
関連記事:幼稚園選びいつから始める?選び方や準備、スケージュールを解説!
私自身は娘の幼稚園選びで幼稚園を何軒も見学しましたし、
「自分の娘もこう育ってほしいなぁ♡」という在園児の姿を沢山見かけた園を第一志望にしました。
実際に3年間その園にお世話になり、卒園した今でも通った幼稚園で過ごせた日々に感謝しています♡
もっと一緒にいたい!子どもとの時間を大切にしたいと思ったら…
本当はもう少し長く子どもを自分の手元に置いておきたい…
だけど、子どもの発達を考えて早めに幼稚園に入れたほうが良いのかな…
もしもそう悩んでいるのなら、お伝えしたいこと。
それは、集団の中で過ごすことだけが、成長につながる理由にはならないということです。
確かに、幼稚園では行事や給食・お弁当、プロである先生、同年代の友だち…
家にはない刺激に溢れていますね。
ですが、2歳・3歳の子どもにとって一番大事なのは、お母さんの愛情であり、家庭での過ごし方です!!!
満三歳児入園とプレ保育では何が違う?
満三歳児入園 | プレ保育 | |
次年度は? | 正式な入園(次年度はその園の年少に) | 年少の入園確約はない |
入園時期 | 年度途中でも3歳の誕生日を迎えたら | 多くの園が4月・5月〜 |
通園日 | 他学年と一緒 | 週/月に数回など様々 |
満3歳児入園とプレ保育とでは、以上のような違いがあります。
より幼稚園生に近い過ごし方ができるのは満3歳児入園。
一方プレ保育は、幼稚園に慣れるという意味や、幼稚園の一部体験教室のようなイメージです^^
重要な違いは、満3歳児入園は正式な入園なので、次年度はその園の年少さんに進級できるという点ですね。
反対にプレ保育は次年度・年少での入園が確約されているかどうかは、その園によって異なります。
子どもの力を伸ばしたいなら母子同伴の習い事もおすすめ
子どもの知能・発達のために、できることをしてあげたい!
このように思うのなら、未就学児から通える習い事や幼児教室もおすすめです。
お家でできる知育を学びたくて幼児教室にも通いましたよ◎
我が家の例をあげると、娘が通っていたのはベビーパーク。
脳の発達過程に合わせた遊びで、発達のスピードを向上させるのが目的なのですが、
その遊びをお母さんがお家でも実践できるように学ぼう!というお教室です。
(レビュー:記憶力・算数好き!ベビーパークに3年通った子のその後、退会理由も)
2歳・3歳という時期は脳の発達の黄金期とも呼ばれ、
その成長期に適切な刺激を多く与えることはとても重要なこと。
ちなみに、ベビーパークでは無料体験ができます^^
脳の発達を座学で学べたり、年齢に応じた手遊びや運動を実際に目の前で学べたりと、
無料ですが盛りだくさんに教えてもらえました(゜o゜)
費用もかからないですし勧誘もゼロだったので、気になるかたはぜひチェックしてみてくださいね♪
中学受験を検討している方へ
中学受験検討&知育ガチ勢の方は”はまキッズ”もおすすめ◎
はまキッズは、関西地方で難関校合格者を多数輩出する浜学園が運営する幼児教室です。
この幼児教室は関東にもお教室があります^^
はまキッズでは入塾前に無料の能力判定テストを受けることができます。
画像引用:はまキッズ オルパスクラブ
- 指先の巧緻性
- 空間認識力
- 図形能力
- 数量感
- 言語能力…
など、幼児期に身につけたい思考力がどのくらい身につけられているかを判定してもらうことができますよ( ´∀`)
(年少下児〜年長さんまで無料で受けられます◎)
無料テストについての案内や、幼児教育についても参考にしたいことも書かれているので、
気になる方はパンフレットを取り寄せて見てみて下さいね♪(´ε` )
無料テストが気になる方は資料を見て問い合わせてみてくださいね◎
\無料テストや体験授業の案内が届く!/
理系に強い子を育てる幼児教室【はまキッズ 】
さいごに|子どもの発達と満3歳児入園
まとめ
満3歳児入園は、子どもの成長にもつながる!
でも、
”もっと一緒にいたい”という気持ちを優先したって大丈夫!
子どもの発達を思うあまり、悩むこともたくさんあるかと思いますが…
ちなみに、私が住む地域(東京)では、満3歳児入園をしている幼稚園は少なく、3年保育か、もしくはプレからが主流です(゜o゜)
わが子と生涯で一緒に過ごす時間
NHKのバラエティー番組『チコちゃんに叱られる』で放送されたテーマで「わが子と生涯で一緒に過ごす時間」という回があったのですが、その数字がなんと…
母親:約7年6ヶ月(約65,700時間)
父親:約3年4ヶ月(約29,200時間)
衝撃の短さではないでしょうか…
私の娘も現在小学1年生ですが、小学校に通うようになってからは急に一緒にいる時間が減ったと実感しています。
そして、これから先はもっと、親の手元を離れて過ごす時間が多くなります。
なんだか寂しい(。>﹏<。)
先にも述べましたが、預ける時期で何かが変わってしまうということはありませんし、
満3歳入園でないと遅いということも全くありません!
お母さんが”もっと一緒に過ごしたい”と思うのなら、そうするのが一番良いと思います♡
大事なのは、幼稚園に早くから通うのではなく、
日常の生活をどのように過ごすか、です◎