ワンダーボックス、まだ新しい通信教育なので、聞いたことのない方も多くいるかと思います。
(私たちが子どもの頃にはなかった教材^^;)
最初にどんな教材かを一言で表すなら、ワンダーボックスとは、
”ザお勉強”ではないやり方で”アタマ”と”手”を働かせ、①意欲・思考力・創造力を刺激→②その後の学びに繋げて行こう!
ま、遊びながら育てる…という教材です◎(でも、結構考えるものもあって、私も悩んだりしてる^^;)
意欲や思考力を育てておくと、その後の学びとの相乗効果で、理系センスや発想力につながるよね!という考えです
それと、図形系の問題には強くなると思いますよ(幼児でもチャレンジできる問題が沢山)!
国語・算数…のような具体的な教科での学習はありません。
ですが、学力の向上にもしっかりと効果を発揮しています(゚д゚)wa!
ワンダーボックスにも収録されているシンクシンク。それを取り組んだ児童については、
JICA・慶應義塾大学と共同で行った実証実験では、シンクシンクに3ヶ月取り組んだ児童は、そうでない児童に比べて、算数・IQの偏差値が大きく伸びたことが確認されています。 引用:ワンダーボックス公式
実際に受講している正直な感想として、成績や効果に繋がりにくい教材だと感じる部分もあります(だって意欲と思考力がテーマの教材^^;)。
ですが、意欲も思考力も、これから先の学校や塾の学習に必要だと考え継続受講させています。
本記事では、通信教材”ワンダーボックス”について、
・基本情報
・どんなことを楽しく取り組めたか(リアルな口コミ)
・こんなところはイマイチだった(デメリット)
などを、幼児期から継続受講している経験をもとにお伝えていきたいと思います!
ワンダーボックスの料金等、基本情報を紹介
まず最初に、ワンダーボックスの基本的な情報をお伝えします!
学習内容 | STEAM教育領域全般 |
教材 | アプリ(自宅の端末で)/お届け教材(ワーク・ペーパーワーク・キット教材) |
月額費用 | 3,700円(税込み)※12ヶ月一括払いの場合 |
対象年齢 | 4〜10歳 |
⚠入会金はありませんが、別途タブレットの用意が必要です!
iPad/iPhone端末:[OS] iOS 11.0以上、[メモリ/RAM] 2GB以上
Android端末:[OS] Android 5.0以上、[メモリ/RAM] 2GB以上
Amazon端末:[メモリ/RAM] 2GB以上
教材の内容はもちろん、アプリのデザインやBGMなど、本当にゲームみたいですよ^^;
ワンダーボックスで学べるSTEAM教育教育
STEAM教育って何?
Science(科学)/Technology(技術)/Engineering(工学)/Art(芸術)/Mathematics(数学)
この5つの領域を教科の枠にとらわれず、総合的に学習する教育です
実際にザ科学・ザ技術・ザ工学…のような学習をするわけではありませんよ!
分野を横断しながら課題や問題解決に取り組む学びがSTEAM教育。
ワンダーボックスでは、プログラミングやサイエンス、アートなどの領域を通じた課題やゲームに取り組むことが多いです◎
・文字や計算問題
・季節の事柄
・国語や道徳など…
学校で習うような知識を身につけるための学習はほとんどありません。
デジタル(アプリ)とアナログ(キット)のハイブリット型教材
・アプリの中で考える(デジタル)
・実際の手元で考える(アナログ)
・ワークで考える(アナログ)
ワンダーボックスは、様々な方法・ツールを使い”考える”教材です。
他の教材ではあまり見かけない設問ですが、子どもが自分の思考を整理しながら問題に取り組むことができますね。
トイ教材も、実際に作ること自体を楽しんだり、考えながら課題に挑戦したり、また自分の作品をアプリの中に取り込んで共有したりなど、何度も手にとって遊べるものばかりです。
五感を使って、手を動かして。「こうしたら、どうなるんだろう?」をその場ですぐに試せるトイ教材が、子どもの発想力を引き出します。
試行錯誤に適した素材を用いて、新しい遊び方の切り口を提示します。 引用:ワンダーボックス公式
#知育ツイオフ
STEAM教育に興味があって始めた #ワンダーボックス
4月にきた歯車のキットに加えて、5月号ではモールとボンボンが届き、組み合わせて楽しい感じに💓うまく組み合わせられるとクルクル回って喜んだり、何度も崩して組み立てて、繰り返し遊んでいます。キットでは立体認識、手を使った創作 pic.twitter.com/HkTuzquGWH— ももママ🌿 (@momomam19244814) May 17, 2021
当時4歳…今となってはいい思い出です…笑
(自分の作品をアプリ内でアップできるのですが、他の子が絵の具で色付けしているのを見て…(゚д゚)!)
ワンダーボックスには子どもの好奇心を刺激する仕掛けがたくさん詰まっていますが、低年齢の子は親の手伝いが大変かも?!^^;
ワンダーボックスの費用はお高め??
ポイント
・入会金・ボックスの送料は共に無料
・最短受講期間2ヶ月
・退会はオンラインで簡単手続き可
・途中解約時:一括払い&半年払いで支払いの場合→残金を返金
☆きょうだいの追加は一人につき1,850円(1人1つ必要なもののみ送付)
例えば、我が家が取り組んでいる(いたことのある)教材の月額費はこんな感じ↓
ワンダーボックス | 3,700円(税込)※12ヶ月一括払い |
こどもちゃれんじ じゃんぷ(年長) | 2,980円(税込) |
Z会(年中)※年払い換算 | 2,508円(税込) |
ポピーあおどり(年長/5~6歳) | 1,100円(税込) |
がんばる舎ステップ5 | 950円(税込) |
七田式プリント10ヶ月分 | 18,000円(税込)→ひと月1,800円 |
ただし、ワンダーボックスは他の通信教材の比べると、教材の内容のボリュームがものすごく多いです。
全てをやりきる教材という言うよりも、興味を深めていく教材。
また、年間払いで契約た場合、解約する際には残金がきちんと返金されるので、損してしまうことはありません。
(もし契約する場合は、年間払いが一番費用が安いのでおすすめです)
何歳から?合うか心配?ワンダーボックス年齢ごとの教材の出し分け
対象年齢が4歳〜10歳と幅広い教材ですが、年代による特徴をとらえ、それぞれの年代にふさわしい「ねらい」が設定されています。
4歳〜:不正解のない問題で意欲を養う・直感思考の時期に良質な問題にふれ、興味の幅を広げる
6歳〜:学校で得た知識と、ワンダーボックスの思考力・創造力の相乗効果を狙い、理系センスや発想力を磨く
8歳〜:論理的思考・忍耐力が付き始める時期、難問にじっくり取り組む/好きなことを深めていく
具体的には「発達のレベル」「年代の特徴」のどちらにも焦点を当てた教材の出し分けがされています。
4歳〜↓
実際、シンクシンク/ワンダーボックス☆どちらが合う?の記事でもお話したのですが、幼児が年齢・年代ごとに教材の出し分けがない教材にチャレンジすると、早い段階で”レベルの壁”にぶち当たります(;_;)
その点、ワンダーボックスは教材(アプリの1つ1つ・ワーク)ごとに発達にあう出し分けをしてくれているので、取り組みにくさを感じることはありません。
幼児がワンダーボックスにハマった理由はコレ!
☆ワンダーボックスのココにハマった!☆
”自分の作品や作った問題をアプリで送る・シェアする・見てもらう”
”キットとアプリの組み合わせ”
このように聞くと、具体的にはどんなことだろう?と思うかもしれませんね。
・デジタルでイメージしやすい
・アナログは実際に体験できる/五感を用いて試行錯誤することを楽しむ
実際の例としては、
・トイ教材で作品をつくる→写真をとってアプリで送る→アプリ内に共有される
・ワークブック内で問題を作り、ハテニャンに送る→ハテニャンからお返事のメッセージが届く
他にも、ワンダーボックスでは自分の作品を発信するという体験ができます。
我が家の娘は、”自分の作品が画面上にある!”という特別感にとても興奮していましたし、他のお友達が作った作品を見て「もっと上手く作りたい!」刺激されたり…
”見てもらいたい!”、”メッセージが届いた!”といったエネルギーやワクワクが学びに上手に学びに結びつけられたよう◎
教材を学習と思わずに、熱心に取り組むことができたわかりやすい例だと思います^^;
何時間やってるの?!他にもこんなアプリにハマったよ!
キットやワーク以外に、毎月約10種類のアプリ教材で学ぶことができます。
正直、好きなアプリと興味をあまり示さないアプリとありますが、
好きなものに関しては、時間を忘れて取り組む様子が印象的!
我が家の娘が好きなアプリは、”そっくりさがし”と”テクロンのひみつのけんきゅうじょ”
◎”そっくりさがし”は、ワンダーボックスでは「イメージの因数分解」と例えています。
まるで遊びのような中で、事柄を様々な切り口で抽象化する力、自分の意見を簡潔な回答にまとめる力を養う教材!
◎”テクロンのひみつのけんきゅうじょ”は、何時間でもやってられるほどハマっていました^^;
科学的な法則を、幼児の時期から感覚として理解することを促してくれつつ、この楽しさは、ほんとスゴイです!
❁ワンダーボックス公式HPはコチラから(無料でアプリを体験できます!)
ワンダーボックスのデメリットはこんなところ
ワンダーボックスのデメリット
・値段が少し高い
正直これくらい…あと千円安かったらいいのになぁ…^^;
上の章でも述べましたが、料金については…^^;
受講者の数の規模も違いますし、その分割高なのかな?なんて想像…
正直、ワンダーボックスのデメリットは値段くらいかと思いますが、例えば、
・学校の教科が学べない
・お気に入りのコンテンツが月の更新でなくなってしまう/毎月コンテンツが変わる
・子どもが気に入ったものばかりやってしまう
・(幼児は特に)親が見ていないとできないものがある
・端末を自前で用意する必要がある
これらは一見デメリットのように感じますが、ちょっとそれは違うかな?に一票!
なので、
・学校の教科が学べない→教科の学習が目的じゃなく、思考力・創造力を育てる教材
・毎月コンテンツが変わる→興味の幅を広げるために、たくさんのものにふれさせたい
・子どもが気に入ったものばかりやってしまう→興味を深めるために必要なことだし、熱中体験こそ大切
・(幼児は特に)親が見ていないとできないものがある→親と一緒に楽しむことで、”楽しいこと”という印象づけができる
・端末を自前で用意する必要がある→解約時に端末代金を請求されたり、入会金もない、むしろ自分の好きな端末でできる
ワンダーボックスのテーマをしっかりと理解した上での受講であれば、問題ないのでは?と感じます。
「思考力」を育て、学びの土台を作るというテーマにも矛盾していません。
ただ、「好きなコンテンツが次の月になくなってしまう」ことには、娘はプンスカでした^^;
↑なくなった次の月に再登場^^どうやら大体1ヶ月おきのコンテンツみたい…
(年間スケジュールを見れば、どのコンテンツが何月に配信されるかは事前にわかります)
まとめ&どんな目標をもった子・お家に向いてる?
ワンダーボックスについてお話してきましたが、教材の目的や雰囲気はイメージできましたか??
我が家はお家学習がメインなのでたくさんの通信教材を経験していますが、ワンダーボックスは子ども自ら手に取る教材ナンバーワンですね(゚д゚)!
ipadに自然と手が伸びてしまっています^^;
一見「ほぼ遊びじゃん〜」という中にも、実はしっかりと”考える”ことが組み込まれています。
では、ワンダーボックスは、どんな方は辞めたほうがよいか/どんな方におすすめできるのかをお伝えしたいと思います!
ワンダーボックスを受講すると後悔するケース
・計算や漢字など、教科学習をさせたい
・学校の学習の先取り/復習として使いたい
・学校の成績をすぐにアップさせたい
・タブレット学習に抵抗がある
・子供一人で取り組める教材がほしい
お話してきた通り、学校で習うこととは全く別の内容を学ぶ教材です。
ですので、先取り・復習・テスト対策などには活用できません。
ただし、学校で学んできた知識を上手に活かすためには、「意欲」「思考力」は欠かすことができません。
ワンダーボックスは、学校と同じ学習をするのではなく、「意欲」「思考力」を鍛えることがテーマの教材です。
学校の勉強や受験対策と同じ内容を直接的に扱うわけではありませんが、相乗効果があります。意欲や思考力が育つことで、学んだ知識・スキルを応用でき、全ての学びがより有意義なものとなります。 引用:Wonderbox
ですが、ワンダーボックスを受講したからといって、成績が急に伸びるということは考えにくいです…。
計算や知識の習得は別の方法で補って、バランスをとるのがいいですね。
向いてる!ワンダーボックスをおすすめしたい子
・教科学習以外のことにふれさせたい
・思考力・意欲・論理的思考力を育てたい
・子どもの興味のあることを見つけたい
・子どもが興味をもったことを深めてあげたい
こんな気持でワンダーボックスを始めたので、実際、我が家にはとても合っていました。
また、タブレット学習に抵抗があるご家庭もあるかもしれません。
しかし、実際に再現が難しいことを簡単に表現できるデジタル学習は、子どもの学びにとても便利で効果的なツールとも言えます。
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教科学習だけでなく、子どもが楽しんで”自分で考える力・新しく創る力”を育てたい!
そのための学習をお家で手軽にさせたいとお考えの方は”ワンダーボックス”は是非おすすめできる教材です◎
ワンダーボックス公式HPはこちらから(無料で資料請求・アプリ体験ができますよ)
飽きる?ワンダーボックスのアプリだけ取り組みたい!そんな時は
追記しました!
最近はシンクシンク(有料コース)に切り替えてアプリのみ継続中!合う時期に合う教材をチョイス!
詳しくは以下の関連記事で紹介しています◎
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比較!どっちがいい?ワンダーボックス・シンクシンク両受講経験者が解説??
シンクシンク・ワンダーボックス、どちらも子どものワクワクを刺激し思考力を育成する教材ですが、どういった点が違うの?どのような子に向いているの?どんな時期にやると効果的?など、両方の教材を経験して実際に感じたことを振り返りながらお伝えしています。
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