こんな人に読んで欲しい☆
- 幼児・未就学児の保護者の方で、通信教育・通信教材選び初心者の方
- 通信教育・通信教材の併用について知りたい方
- 複数社の通信教材を実際に継続受講してきた経験者の話を聞きたい方
子どもの通信教育を選ぶ際、何を基準に選びますか?
・値段/費用/コスパ
・難しさ
・おもちゃあり/おもちゃなし…
このような内容で決めてしまう方も多いかと思いますが、本当に必要なのは、
その教材で何が学べるかを知ること
通信教材を選んだりや併用にする際は、値段や付録も有無などではなく、学ぶ内容によって選択することが必要です。
例えば、多くの人が子どもの通信教育と言えば”こどもちゃれんじ”みたいな感じでとりあえず始めたりすることが実際に多い…
そんな私と娘の通信教材デビューは、例にもれず”こどもちゃれんじ^^;2歳でした。
その後、様々な通信教育を併用するのですが(実際に継続受講していたものたち↓)、
こどもちゃれんじ/ポピー/Z会/ワンダーボックス/がんばる舎/RISUきっず・RISU算数/モコモコぜみ/七田式プリント(※プリント教材)…
沢山使ってきた経験談として、「必要だった・やって良かった」と思う教材や、「この時には必要無かったかも」という教材あり、
さらには「〇〇と〇〇の併用はあまり意味が無かったな…」なんてことも、後から思うとジワジワと湧き出てくるのです^^;
ということで、この記事では、数々の通信教育を受講した経験を振り返り、
・コスパの良い教材って何?
・おすすめの教材選び&併用の仕方
について、実体験・失敗談を交えてお伝えしたいと思います^^
その1 コスパのよい通信教材・通信教育探しとは
ポイント☆コスパが良い・悪いの判断
×:値段や費用のみで判断
○:妥当な値段で目標に近づくための学習がきるかどうかで判断
どうせ選ぶなら「コスパの良い教材」を選びたいですね。
だけど、どんなに安くたって「目標達成!」でなきゃコスパが良いとは言えないんじゃない?
数々の通信教材を使ってきて感じたこと。それは、
・”費用が安くても、望んでいたものと違うと、満足度が下がる
・望んでいた内容であれば、(値段が他より高くても)教材に対する不満は少ない
ということは、まずは家庭・保護者が子どもの学習に対して「何を学ばせたいか」をしっかりと認識しなければならないということ。
未就園児時代とは異なり、幼稚園に通うくらいの年齢の子の通信教育になると「何を学ばせたいか」の選択肢はとても広がります。
・生活・学習など幼児期に必要なことをバランス良く学ばせたい
・学習よりも、非認知能力を育てたい
・英語に力を入れたい、英語を武器にしたい
・将来、算数・数学が得意になってほしいので、それに繋がる学習をさせたい
・毎日机に向かって学習する習慣を付けたい
・文字・計算はまだ必要ないから、とにかく思考力を育てたい…など
大事なのは、目的に合った教材をきちんと見つけることだと思います
「何を学ばせたいか」、そのためには「どんな教材が必要なのか?」がわからないと、上手な教材選びはできません。
ホンネ①☆”少し高くても納得”を実感している教材
理由はいろいろありますが、算数が苦手でなければ、選択肢が狭まることはないので^^;
我が家の「少し高くても納得」にあてはまる教材はRISU算数という算数特化の教材。
無学年制でマイペースに学習をすすめることができます。
実際に年中時に算数検定11級(1年生相当)、年長時には10級(2年生相当)を合格することができたり、
とりあえず、入学直後、算数につまづくことはなさそうなレベルまでは一応到達しています。
先取りがイイとか、人よりも先に進むことが目標ということではなく、算数においては「余裕をもって」取り組ませたかった!
そして、この教材を使うことで”算数で困らない”という目標が少しずつですが達成しているといった感じです^^
費用は変動制なので「〇〇円」とお伝えすることはできないのですが、
高いと7,000円超える月もあり(さすがに驚愕…涙)、本気で「高い〜〜っ!」と思うことはあります(;_;)
しかし、確実に実力は付いてきているし、狙い通り”算数で困らないように”のために頑張れているので、
「高い!」けど「コスパが悪い」とは言い切ってしまうのは間違いかな、と感じています。
ホンネ②☆コスパ悪になってしまった教材の話
一方、コスパ悪になってしまった教材、それは「幼児ポピー」。
「幼児ポピー」を受講していた目的は”バランスよく学ばせたい”・”小学校で困らないように”、といった理由からでしたが、
本人が興味を持てなくなってしまったので、幼児ポピーをあえて受講する理由もなくなってしまいました。
一般的に「安くて良い教材」と言われる幼児ポピーでさえも、楽しめない/合わないとなってしまっては、コスパが悪い教材となってしまいます。
娘も好んでいて、親も内容・費用ともに納得して長く続けてきた教材だったのですが、最終的には退会することに。
丁度の時期に受講することができれば「お値段以上」間違いなしの教材だと思います!
本人が楽しく取り組めて、保護者も納得して続けられる教材でも、年齢や成長に伴い、その教材に対する気持ちは変わってくるので、
「あれ?」と疑問を感じたら、別の方法を再検討してみることをおすすめします(詳しくは次章で)。
その2 通信教材は選び直しがつきもの!年齢や好みに合わせて乗り換えよう!
☆ポイント☆
時間が経つと教材の選びが見直しが必要になる!
同じ会社の教材でも、年齢や成長度合いによってハマったりハマらなくなる!
ここでは実際にあった2つの例を紹介したいと思います。
シールに目がない時代の”幼児ポピー”は絶好調
この現象、我が家の場合でいうと、先程もお話した「幼児ポピー」。
1学年先取り受講で、「ももちゃん」、「きいどり」、「あかどり」、「あおどり」は途中までと、長い間続けてきました。
「きいどり〜あかどり」の終わりくらいまでは、本当にどハマり^^;
子どもにウケたポイントはおそらく「大量のシール」と「オールカラー」という理由。
届いたらすぐ開封、1週間もしないうちに全てやりきってしまうのが当たり前なくらいの熱量で取り組んでいたのが…
だんだんとシール自体に興味を示さなくなり、ポピー熱も急降下^^;
これは、”「ポピー」の質が悪い”ということでは全くありません!
お伝えしたいのは、
ハマっている時期にやらせてあげると学習効果が抜群。だけど、熱が冷めると学習→ただの作業になる
ということ。
文通にハマりだした娘は、ぺあせっとシートが宝もの
そして、もう一つ例を上げると「Z会幼児コース」。
娘は「ぺあぜっとシート」という添削に一時期すごくハマっていて、ここに注ぐ熱量が半端なかったです^^;
お返事のメッセージのボリュームもしっかりあり、娘はいつも大切そうにしていました^^
この添削では、「どうやったら相手に伝わるか」とか「もっと上手に絵であらわすにはどうしたらよいか」など、自分の興味のあること(文通)との共通点と結びつけて取り組むことができたことで、絵や言葉で伝えるち力がとても上がったように感じます。
ホンネ☆やっぱりスゴイ「こどもちゃれんじ」
費用や教材の量などは考えずに、子供の立場で教材を見てみると、
「幼児ポピー」の武器は”大量のシール”、「こどもちゃれんじ」は”エデュトイやDVD”がポイントといった感じですね。
ただ、ポピーのようにシールだけがお楽しみの場合だと、子どももいずれ教材に興味を示さなくなります。
一方、こどもちゃれんじのエデュトイは、その年齢ごとに子どもがやってみたくて仕方がないような工夫が施されており、
また映像コンテンツも、成長に合わせて興味を引くような内容で構成されています。
このような視点からも、「こどもちゃれんじ」の”継続できる(させる)”パワーや凄さはピカイチです^^;
たくさんの通信教育を併用しながら受講していますが、やっぱり「こどもちゃれんじ」はずっと生き残っています^^
(現在はそのまま進研ゼミに移りましたが、これもまた子どもの心をガッチリ掴んでいます^^)
その3 賢い通信教育・通信教材の併用の仕方
その1の章の内容と重なる部分もありますが、通信教材は「目的を達成するにはどの教材を選ぶのか」が重要です。
例えば、「こどもちゃれんじ」と「ポピー」は共に生活・自然・文字・かずなどバランス良く学習できる教材ですね。
これは私の失敗談になりますが「こどもちゃれんじ」と「ポピー」を併用していました。
途中から気づきましたが、これはあまり意味のない併用の仕方でした。
娘はストレスなく楽しんでいましたが、
このように、”総合的に学ぶ×2”のような通信教材の併用の仕方はおすすめしません。
通信教育を併用するなら、目的のジャンルが違うものを選ぶのがおすすめです。
そのためにも、それぞれの通信教育の特徴や、受講することで育てられる力が何なのかをしっかりと把握しておく必要があります。
例えば、実際に経験した教材の中なら例をあげると、
例)バランスよく学ばせたい×算数を得意にしたい:こどもちゃれんじ×RISU
例)非認知能力を育てたい✕思考力を育てたい:ワンダーボックス×Z会幼児コース
家庭学習のみでも十分!子どもに身につけてもらいたい力を育てることができます。
【実は一番おすすめ?!】通信教育だけじゃない!プリント教材の併用という選択肢
毎月テーマにそって学ぶことも、知識や能力の蓄積になりますが、毎日のコツコツ続ける”継続力”も必要です。
そこで使えるのがプリント教材!
これまでは学習の目的を考えて教材を選ぶことが大切であるとお伝えしてきました。
ですが、多くの月刊通信教材では少々足りない要素があります。
それは、継続力を身に着けるためのボリューム。
月刊の通信教育だけでは、毎日取り組めるだけの量がありません。
・学習を毎日やる/習慣化すること
・机に向かって考える
・スモールステップを繰り返す
月に1回送られてくる通信教育の課題だけだと、あきらかに足りないですね。
それでは、学習の習慣づけや継続力を身につけるための、プリント教材を継続するコツをお伝えしていきたいと思います。
幼児がプリント教材を続けるコツ
☆プリント教材継続のコツ☆
・量は機嫌よく取り組める量(少量ずつ)/最初は簡単なものから
・”いつものプリント”を”いつもの時間”に
・好きなこと・やりたいことは、プリント学習の前に済ます(ルーティーン化)
まず、一番大切なことは、こちら(親)が整えるのは、毎日同じ状況を作り出せるようにすること。
幼児がプリント教材を継続するには、しんどいですが保護者の努力が必要です^^;
ちなみに、おすすめの始め時は長期休み中(春休みでも夏休みでも冬休みでも!)です^^
我が家では年中の夏休みに”七田式プリント”を始めましたが、休みが終わって幼稚園が始まっても「幼稚園がある日もない日も毎日やるのね」と子どもが流れに乗りやすいように感じました。
それでは詳しく解説していきます。
その1.量は機嫌よく取り組める量だけ、内容は易しめでスタート
上手に習慣化させるには、機嫌よく取り組める量を少しずつやってもらうのがポイントです。
この際注意したいのが、一人で解けるくらい簡単なものを用意してあげること。
やりたくない気持ちにさせないために、特に始めた頃は難しいレベルのものは避けたほうが無難です。
その2.”いつものプリント”を”いつもの時間”に
”いつものプリント”というのは、「今日はこの会社の」「今日はネットの無料プリント」のように、バラバラのものを使わないでほしいということです。
「本屋さんで購入したものを1ページずつやる」でもいいですし、
無料プリントを使うのであれば、違うサイトのものをバラバラに手をつけるのではなく、同じサイトのものを順番に取り組むのが良いです。
同じ時間に、同じスタイルで学習させるためには、教材はあらかじめ準備しておくことが必要です。
ですので、市販のシリーズで揃えたり、七田式プリントや、がんばる舎のプリント(まとめ出しがおすすめ)を利用することです。
また、”いつもの時間”というのは、やり始める時間を決めましょう!ということです。
その日の気分で朝やったり、おやつの後に取り組んだりではダメです。
(やったかやってないかすら忘れてしまいます!!!)
おすすめは、休みの日でも平日でも、同じ時間にできる時間が良いです。
◎朝起きたら
◎夜ご飯が終わったら
✕お昼ごはんが終わったら→幼稚園や保育園がある日と休日では状況が違う!
その3.”いつもの”時間に、好きなことを済ましておく(ルーティーン化)
”本人がやりたいこと・好きなことを済ます”のは以外に大事なことでもあります。
もちろん、やりたいことを全部は流石に無理ですが^^;
例えば、我が家の娘が朝起きてすることは、
1.おもちゃで遊ぶ/本人がやりたい作業や用事を済ます
2.朝ごはんの間の30分に録画した好きなテレビを見る(行儀悪いけど…^^;)
3.その後机に向かい決まったプリント教材に手をつけ始める
娘は、自分の希望を済ませてからのほうが、少し満足した気持ちで学習をスタートさせることができます。
まとめ☆幼児の通信教育を選ぶ&併用するなら
- まずは何を目的・目標にするかを決める/学んでほしいこと・どうなってほしいかを考える
- どんな内容の教材があるかを知る
- 目的・目標に合った教材をチョイスする
- 併用する場合は、ジャンル・目的の違う教材を組み合わせる
通信教育の良いところは、家庭で、お教室や塾に通うよりも安く、子どものペースに合った取り組み方ができることです。
とはいっても、幼児・小学生くらいだとまだまだ一緒について見てあげることが必要なので、親の労力もけっこう要りますよね^^;
だからこそ、満足できる教材選びは大切ですし、一緒に取り組んだ成果が感じられるようになると、とても嬉しく思います^^