子どもに中学受験をさせる理由は家庭やそれぞれの状況によって様々だと思いますが、例えば、
- 質の高い学習・教育環境
- 教育方針やカリキュラムへの共感
- 高校受験回避
- 大学受験回避
- 大学受験に有利な準備ができる…
などの理由が挙げられますね。
中には、中学受験で合格を得れば付属の大学へ高い確率で進学できる一貫校もあるので、それらを目標に受験するというご家庭もあるかと思います。
ただし、付属校に入学できたからと言って、どの大学へも内部進学が簡単にできてしまうというワケではないんです(゜o゜)
ということで今回の記事では、中学受験後の早慶・GMARCHの付属校への内部進学率についてリサーチしたので、皆さんにもシェアしたいと思います^^
中学受験?高校受験?大学受験?!
お子さんの受験のタイミングや進路についてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね♪♪
早慶・GMARCH付属校の内部進学率の割合まとめ
大学 | 付属・系属高校名前 | 男・女・共学 | 所在地 | 内部進学率(%) |
早稲田大学 | 早稲田大学本庄高等学院 | 共学 | 埼玉 | 98.4 |
早稲田大学高等学院 | 男子 | 東京 | 96.5 | |
早稲田実業学校 | 共学 | 東京 | 95.2 | |
早稲田 | 男子 | 東京 | 48.6 | |
慶應義塾大学 | 慶應義塾湘南藤沢 | 共学 | 神奈川 | 99.6 |
慶應義塾志木 | 男子 | 埼玉 | 98.7 | |
慶應義塾 | 男子 | 神奈川 | 98.2 | |
慶應義塾女子 | 女子 | 東京 | 95.4 | |
学習院大学 | 学習院 | 男子 | 東京 | 58.7 |
学習院女子 | 女子 | 東京 | 45.1 | |
明治大学 | 明治大学付属明治 | 共学 | 東京 | 95.0 |
明治大学付属中野八王子 | 共学 | 東京 | 88.7 | |
明治大学付属中野 | 男子 | 東京 | 82.1 | |
青山学院大学 | 青山学院 | 共学 | 東京 | 86.8 |
青山学院横浜英和 | 共学 | 神奈川 | 58.4 | |
立教大学 | 立教池袋 | 男子 | 東京 | 88.9 |
立教新座 | 男子 | 埼玉 | 82.5 | |
立教女学院 | 女子 | 東京 | 65.9 | |
香蘭女学校 | 女子 | 東京 | 59.9 | |
中央大学 | 中央大学 | 共学 | 東京 | 94.3 |
中央大学杉並 | 共学 | 東京 | 91.7 | |
中央大学付属 | 共学 | 東京 | 84.7 | |
中央大学付属横浜 | 共学 | 神奈川 | 82.2 | |
法政大学 | 法政大学第二 | 共学 | 神奈川 | 91.2 |
法政大学 | 共学 | 東京 | 89.2 | |
法政大学国際 | 共学 | 神奈川 | 79.4 |
参考
早稲田・慶應付属校の大学内部進学割合はとても高い!
表を見ていただくとわかるかと思いますが、GMARCHに比べて早稲田・慶應の大学への内部進学率はとても高い水準となっていますね。
ただし、早稲田高校を見てみると他に比べて内部進学率がとても低いです(゜o゜)
実際に推薦枠が少ないという理由もありますが、早稲田高校のレベルは決して低いものではなくむしろ平均以上!
早稲田大学への内部進学率の低さは目立ちますが、一般入試で慶應義塾大学や東京大学、東京工業大学、一橋大学などへ進学する生徒も多いのが事実( ̄∇ ̄)
いずれにせよ、早慶付属校のレベルはとても高く、中学受験でも簡単に突破できるものではありません( ゚д゚)!!
明治・中央・青山・立教・法政付属校の内部進学率は?
早慶付属校の大学への内部進学率のほとんどは95%以上となっていますが、GMARCHに付属する高校の大学への内部進学率はそれよりもやや下がります(゜o゜)
また、以前は付属・系属校には、
- 学費が高い
- 生徒が勉強しなくなる
- 英語に弱い
などのウィークポイントが挙げられていましたが…
現在では大学側が中高生の学力を見極めることもあり、付属・系属校の間で競争が生じ、年々レベルが上がっています!
そのような理由もり、現在のGMARCH付属・系属校の人気は年々高まっています!
どちらが大変?中学受験と大学受験のメリット・デメリット
有名大学への内部進学率がなんとなくイメージできたろことで、
- 中学受験と大学受験ではどちらが大変?
- うちはどちらが適してる?
という疑問もでてくるかと思います^^;
この章では、中学受験と大学受験、それぞれのメリット・デメリットを比較してみたいと思います(゜o゜)
中学受験をするメリット・デメリット
中学受験をするメリット
- 良い学習・教育環境が得られる
- 高校受験や大学受験回避
- 大学受験の準備がしやすい
- 人間関係や安定しやすい・落ち着いた学校生活が送れる
冒頭でも述べた通り、中学受験をするメリットはたくさんあげることができますね。
また、その学校の教育理念に共感し、同じくらいの能力を持つ子どもと6年間一緒に過ごせることから、人間関係が安定しやすく落ち着いた学生生活を送りやすいというメリットもあります。
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中学受験をするデメリット
- 遊びの制限・学習負担
- 家族の協力
中学受験をするとなると、小学生という年齢で膨大な学習量に対応する必要があります。
塾に通う時間や家庭学習にとられる時間が多く、遊びや自由時間が制限されることが避けられません。
また個人差もありますが、小学生には見合わないような長期間にわたる精神的・身体的負担を感じる可能性もありますね。
そして、中学受験は「親子の受験」とも言われるほど、特に母親のサポートは欠かせません。
さらに、家族全体の生活リズムが受験中心になることや、経済的負担も相当なものになります( ゚д゚)
大学受験を選ぶメリット、デメリット
大学受験を選ぶメリット
- 進路の柔軟性
中学受験ではなく大学受験を選択するメリットとして挙げられる一番のポイントは「進路」。
成熟した時期に自分自身の進路を踏まえて志望校を選択できるので、将来に直接つながる選択をすることになります。
様々な学部や学科の中から、子ども自身が自分の適性に合った大学を選べるので、学習意欲が出やすいですね。
大学受験を選ぶデメリット
- 科目数・範囲の広さ
- 高校生活との両立
- 自己管理能力の必要性
大学受験では、科目数も範囲も広く、特に国公立大学を目指す場合は、文理両方の科目を勉強する必要があります。
また、高校生活との両立が求められ、部活動や友人との時間の中で学習時間を確保するのは容易ではありませんね。
そして、中学受験が「親子の受験」であったのに対し、大学受験は「自分自身の受験」そのもの(゚o゚;;
自主的に勉強を進めなければならず、自己管理能力が欠かせません。
まとめ|早慶・GMARCHを目指すなら、中学受験・大学受験どっち?
今回は大学付属校の内部進学率と、中学受験・大学受験それぞれのメリットとデメリットを簡単にお伝えしてきました。
- 中学受験は小学生という比較的幼い時期に負担がかかる
- 大学受験は高校生活の後半に集中して負担がかかる
どちらが良いかは、子どもの性格や家庭の環境によって異なるというのが正直なところ( ̄∇ ̄)
中学受験は中高一貫教育の利点を活かして、安定した学習環境を早くから整えられるメリットもありますし、内部進学率をみるとそれほど低くない数値なので「早いうちに…」という親ごごろも出てきてしまったり?!
また、大学受験の方が進路の選択肢が自分の適性や興味に基づいて選べるため、将来を見据えた決定がしやすいなどの長所もありますね◎
子どもの適性や将来のビジョンに合った進路を考えるべきなのですが、結局のところとても難しい選択ではないでしょうか^^;