- 学校で作文を書くのが苦手
- 読書感想文や夏休みの日記の宿題がイマイチ
- 公立中高一貫校の受検を検討している…
子どもの作文を上達させたいと思う理由はたくさんあると思いますが^^;
自分の考えを整理し相手に上手に伝えることや、外に向かって発信・アウトプットする力は、大学受験や就職活動だけでなく、社会人になってからも必ず役立つスキルです。
私が小学生(2年生)の娘の作文学習に興味をもった理由のひとつは、公立中高一貫校の適性検査なのですが…
実際に市販ドリルや通信教育を使って娘の作文学習の伴走をしていると、
- 課題文や問題文を正しく読み取る
- 自分の意見や考えを論理的に整理する
- 正しい日本語で伝える…
など、上手な作文を書くには多くの要素が必要だということが、よ〜く分かってきました^^;
また、知識量や総合的な学力・思考力が必要な文章を書くのは中学年以降くらいからでないと難しいことも( ̄∇ ̄)
ですがその一方で、低学年の子でも、
- 読解力を高める
- 語彙を増やす
- 自分自身の気持ちや考えを表現する
これらのような作文は練習を積み重ねることでみるみる上達していくことも確かだと感じました◎
ということで、今回は実際に私と娘が取り組んで「良き♡」と感じた作文力・文章力に効果的なおすすめの市販ドリルを紹介したいと思います🎵
作文力をつけるためのドリル・参考書4選
冒頭でも、文章力や作文力を身につけるためにはさまざまな要素が必要だとお伝えしましたが、まずは、
「作文の勉強ってこんな感じだよ」
がイメージしやすいドリルをいくつか紹介したいと思います◎
作文力ドリル(樋口裕一先生)
小論文指導のエキスパートとして知られている樋口裕一先生の著書です。
小学生向けの教材ということで、オールカラーでイラスト多め、余白も適宜ありでいい感じ◎
内容も少しずつレベルを上げていく感じで、子どもが親しみやすい構成なのは間違いなしです^^
ストーリー仕立てになっていて、その中で文章を書く練習をしていきます。
別冊の保護者向けアドバイスもかなり参考になるので、初めての作文学習にはおすすめの1冊です。
また、低学年・中学年・高学年用と3冊に分かれているので、段階的にレベルに合わせた家庭学習ができるのもポイントです◎
こども文章力ゲーム(齋藤孝先生)
こちらは日本語研究の第一人者・齋藤先生の著書です。
上で紹介した「作文力ドリル」よりも、イメージ力や自分の考え・意見を展開させていくことにスポットをあてた教材?
というよりゲームに近いかも^^
親子でクイズとして出し合ったり、インタビューみたく子どもに聞いて使うのもおすすめです!
文章力には直接結びつきにくそうにも感じますが、アタマの中を言葉でアウトプットしていく作業や、豊かな表現力を育てていくような、そんな教材です◎
ちびまる子ちゃんの作文教室
ちびまる子ちゃんシリーズ、昔からのロングセラーですが、やっぱり良い^^
子どもと一緒に読んでも良いですし、保護者だけ読んでも良いと思います^^;
というのも、作文づくりのルールや、書き方の基礎など、ひと通りがこの一冊に網羅されているからです◎
ただし、演習・練習という機会はなく、まさに参考書という感じ。
中学年・高学年の作文初心者の子は、このマンガを使って上手にインプットできれば、かなり役立つ一冊だと感じました^^
七田式小学生プリント(国語)
正式名称は「七田式小学生プリント思考力国語」、長いですね♪(´ε` )
「えっ?プリント教材?」と思われる方も多いと思いますが^^;
通信教育・市販教材マニアの私が、作文にも絶対強くなる!と感じたのがこの七田式小学生プリント。
七田式小学生プリント(国語)は、
- 漢字
- 語彙
- 文法
- 読解
- 作文…
と国語分野全般を網羅した教材なのですが、レベルも結構高めで、小学校で習うこと以上の内容を学ぶことができます。
(先取りということでなく、深掘り系!)
そして、なぜ私がこの記事で紹介したかったかと言うと、「書かせる」問題が多いから(゜o゜)
この国語プリントに限らず、七田式プリントは一日1枚のペースで進めていくだけで、かなりのチリツモになります!
国語系全般の力が伸びるのはもちろん、
文章力・作文力をつけるための要素を学ぶことができる我が家イチオシの教材です◎
(関連記事:七田式継続3年目!小学生プリント思考力国語2年生をブログで口コミ)
番外編|小学生の作文が上手くなる方法や必要な学習は?
いきなり「さぁ!作文を書いてみましょう!」ではなかなか上手くいかないのが作文。
ただ単に原稿用紙のルールを覚えれば良し!というものではありませんね(゜o゜)
上手な作文を書くために必要な学習は、
- 問題文や設問を正しく読み取る読解力
- 漢字・語彙など知識
- 文法(正しい日本語)…
など、国語分野の複合的な学習が必要になります(゜o゜)
ということで、直接、作文や文章を作成するようなドリル・ワークではありませんが、
実際に娘と使った市販問題集の中から、読解力や語彙力アップに効果があったものをお伝えしたいと思います◎
読解力が身に付く問題集・ドリル3選
「読解力をつける」と言っても、さまざまなタイプの問題集があります(゜o゜)
- 演習で力をつけていく問題集
- ちょこっとクイズ感覚で読解力を鍛える問題集
- 塾で習うような国文法をインプットしていくテキスト形式の教材…
などなど^^
それぞれ紹介していきますね。
ハイレベ読解力100
「ハイレベ100読解力」はガチの読解力問題集^^;
”ハイレベ”というネーミングですが、中身は基礎〜応用まで幅広いレベルを取り扱っているので、読解力に自信のないお子さんでも大丈夫◎
2分で読解力ドリル(ちょっとやさしめ)
そして、「2分で読解力ドリル」。
こちらは比較的短い文章なのですが、論理的に読む力が試される問題ばかり(゜o゜)!
正しく文章を読む練習だけでなく、図や表があらわす意味をしっかり読み取れているかなど、読解力をさまざまな要素からトレーニングすることができます。
はじめての論理国語/論理エンジン
国文法を学びながら、読解力を高めていく「はじめての論理国語」と「論理エンジン」。
どちらも国語指導の第一人者である出口汪先生の著書です。
「はじめての論理国語」はテキスト形式のインプットの教材、そして「論理エンジン」は演習問題で構成されたアウトプットの教材です。
「はじめての論理国語」は家庭で塾で習うような内容まで学ことができるので、国語力をアップさせたいならこの2つのシリーズがおすすめ◎
また、「論理エンジン」の別冊解答も詳しく解説が書いてあるので、国語学習の伴走に不安のある保護者の方にも良いと思いますよ^^
詳しく知りたい方は2冊を比較した関連記事もご覧ください🎵
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国語を得意に!はじめての論理国語と論理エンジンを始めたけど、違いは?
『はじめての論理国語』と『論理エンジン』、どちらも日本語の論理を学べる教材です。無学年制・解説ボリュームたっぷりという共通点もありますが、この2冊には使い方の違いも…。2冊を終えてみて感じたメリット・デメリットなどを含め、お伝えします!
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作文には欠かせない語彙を学べる問題集3選
語彙や言い回し、ことわざ・慣用句などは、正しく文章を読解するにも必要ですし、豊かな文章を書くには欠かせない要素の一つです。
色々試してみたのですが、子どもウケのよかった3つを紹介していきたいと思います。
NikkにっくDVD知ってる?シリーズ
「NIKK映像」のちょっとレトロな雰囲気漂うDVDですが、ことわざや慣用句などはレトロでも問題なし^^;
うちの娘は視覚優位の子なので、DVDのような画像でインプットできる教材が合っていると思い購入しましたが、やはり良い感じに定着してくれました◎
ことわざ・慣用句の他にも、歴史や産業、理科系分野のDVDもいつくか出されています。
中学受験塾のテキストのように細かいところまで情報が詰め込まれているわけではないですが、
特に社会や理科系のシリーズは大まかな流れや要点をインプットするにはちょうど良い感じの教材です◎
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Nikk映像(にっく)DVDでことわざ・慣用句の学習はじめました
Nikk(にっく)映像、ご存知ですか?幼児・小学生向けのDVD教材なのですが、実は中学受験にも役立つちょっぴりレトロな映像教材!低学年の子も見れる題材も沢山扱っていますよ!我が家では最初の3冊に四文熟語・ことわざ・慣用句をチョイスしました◎お得なクーポンについても解説!
続きを見る
ドラえもん読解力をつけることば図鑑
「読解力をつける」とありますが、読解メインの問題集ではなく、ほとんどが語彙の学習本です◎
6つの章はこんな感じ↓
- なかまのことば(例:見入る・見とれる)
- くらしのことば(例:木枯らし・つむじ風)
- ペアになることば(同音異義語・反対語など)
- 気の利いた言葉(ことわざ・慣用句)
- ことばで伝える(気持ちをあらわす言葉など)
- ことばを読みとる(せりふや表情から読み取る)
小学3年生からはじめたい語彙力アップ1300(小学校基礎レベル)
小学校基礎レベルとありますが、かなりレベルは高め(゜o゜)
言葉/言葉の意味/例文を作る
語彙を集中して強化したい子には、この1冊を繰り返し使うことで必ず語彙力をつけることができます◎
また、この1冊がマスターできたら、同シリーズの「中学受験完成レベル」に挑戦すると、語彙力はパーフェクト並?!( ゚д゚)
さいごに|小学生の作文が上手くなるコツは添削
いかかでしたでしょうか??(゜o゜)
「作文力・文章力をつける」と言っても、ただ単に作文だけをひたすら書いたり考えたりするのではなく、国語分野全般の知識やスキルが必要だということがお分かりいただけたかと思います。
ですが、低学年・中学年の子どもでも、自分の気持ちを正しく言葉で表現したり、相手に伝える技術は、訓練や経験でいくらでも伸ばしていけます◎
その時に大切なのは、正しいところやよく書けた箇所を褒めてあげることと、改善できそうな箇所を正しく指摘してあげること!
作文となると、短い文章なら私も「お〜いいね!」とか「ここがヘンかもよ」なんてピンポイントでしてあげられますが…
原稿用紙に書くレベルの文字数になると、褒めポイントも、バットポイントも正しく指摘してあげられているか少々不安な時もあったり^^;
ですので、何か目的があったり、レベルアップさせたいと言う時には、やはり添削をしてもらえる教材を使うのが一番です◎
我が家の場合は低学年なので、論理的な文章や、たくさんの知識が必要な作文はこれからですが、
自分の考えや、思ったこと・起こったことなどを、筋道立てて書くのがとても上手くなった!と感じています٩( 'ω' )و
定期的に、しっかりと作文の練習に向き合う時間を作れれば、最初は「?」みたいな文章も、徐々に相手に伝わりやすい文章へと変わっていきますよ🎵
我が家は公立中高一貫校受検の適性検査を意識して始めた作文の学習ですが、中学受験を抜きにしても、文章でのコニュニケーション能力を高めてあげることは、その後必ず役に立つと考えているので、このまま続けていきたいと思っています♡
作文の通信教育初心者さんは、個人的には学研の通信講座がおすすめかな^^
\作文講座は入会金なし!通室よりも格安で受講できるよ♪/
☆追記☆
受検準備にもなる小学生の作文通信教育をまとめました!
低学年からできるものもあるので興味のある方はぜひ🎵↓