「成長する思考力GTシリーズ」、ご存知ですか?
でも、ゲットして良かった〜♪というのが率直な感想です^^
どんな子向けかと言うと、
・お家でしっかり目に国語の学習をしたい
・中学受験を検討している・通塾前の家庭学習に使いたい
といった印象です。
見た目も内容も超絶シンプルです^^;
しかし、下の級(低学年)のうちから塾で習うような内容を繰り返し学習できます。
成長する思考力GTシリーズは「要旨」をまとめる技術を身につけるための教材と案内されていますが、実物を手にすると、
・語彙・文法
・表現(感じたことを表現する)
・読解(作者の主張や気持ちを読み取る)
など、”要旨をまとめる”に至るまでの技術をまずは学ぶ教材であると言えそうです。
また、10級から1級までありますが、その中の4級から1級は中学入試レベルとなっています。
ですが、家庭学習でこのレベルまで取り組むことができる教材も中々ないのでは??(゜o゜)
(↑確か、ハイレベシリーズは3年生までですし、トップクラス問題集も4年生までですね)
1年生の娘には10級から取り組み、現在9級途中までのところまできていますが、反復学習・スモールステップの地道な教材です(いい意味でですよー!)。
表現(作文)や読解で困るようなことがないようにしておきたい!!!
毎日ではありませんが、ゆっくりペースで進めています^^
・文法・語彙を低学年のうちにしっかり学ばせたい
・読解・表現・要約の練習になる教材を探している
・中学受験を検討している
・無学年的に使えて、自分のペースでステップアップさせたい…
一つでも当てはまるものがあれば、是非この記事を教材選びの参考にしてみて下さい^^
基本情報|成長する思考力GTシリーズ(国語)とはどんな教材?
成長する思考力GTシリーズ国語の特徴
・”要旨をまとめる”がテーマ
・10-8級(小学1-3年生レベル)/7-5級(小学4-6年生レベル)/4-1級(私立中学入試・中学レベル)
・漢字学習はなし
・価格:1冊1,410円(税込み)
簡単に説明していきますね。
まずは”要旨をまとめる”ために必要な力を身に付ける
要旨をまとめる←読解力が必要←正しい文法・語彙が必要
最終目的は”要旨をまとめる”ですが、そのために必要なのは読解力、そして正しく読解するためには正しい文法や語彙を備えておく必要がありますね。
ですので、文の仕組みや言葉の使い方については級が上がっても十分なほど学習します。
また、読解問題も最初の10級はとても短い文章ですが、何度も反復して練習していきます。
そして上の級になるほど、文章のボリュームも問の難易度も上がっていくいったシリーズ構成になっています。
参考
演習を重ねながら実力を付けていくという点では、以前紹介した”論理エンジン”や”ハイレベ読解力”とも共通していますね。
-
国語を得意に!はじめての論理国語と論理エンジンを始めたけど、違いは?
『はじめての論理国語』と『論理エンジン』、どちらも日本語の論理を学べる教材です。無学年制・解説ボリュームたっぷりという共通点もありますが、この2冊には使い方の違いも…。2冊を終えてみて感じたメリット・デメリットなどを含め、お伝えします!
続きを見る
論理エンジンやこちらのGTシリーズは週に1度程度取り組む感じです^^
GTシリーズの特徴は、演習量の多さ(反復)と、文章を論理的に読むための訓練にフォーカスしていることです。
論理エンジンもハイレベも、どれも本当におすすめなのですが、GTシリーズも皆さんにお伝えしたいくらい良い問題集です(゚∀゚)
好みのもの、継続できそう!と感じるものを是非見つけて見て下さい^^
成長する思考力GTシリーズの取り組み方
10級から5級までは、
①「文のしくみ」
②「一文を見て」
③「絵を見て」
④「文しょうを見て」
(※級によって↑のワークの構成が少しずつ異なります)
のように、各回が4つのワークで構成されており、1冊につき15回分の問題が収録されています。
かける時間の目安としては”1時間”とされています。
下の級はまだまだ文章量が少ないので1時間は取られないですが、級があがるとそれくらいかかってしまうのかもしれません。
実は習熟度(進度)・学習目的に合わせた無学年制の教材
・10-8級(小学1-3年生レベル)
・7-5級(小学4-6年生レベル)
・4-1級(私立中学入試・中学レベル)
このようにおおよその目安はありますが、実は無学年制の教材です。
何級から始める?
公式の案内では、基本的には10級からスタートするとあります。
ですが、5年生以上かつ”ある程度学力がある場合”は開始級判定テストを試して判断しするとされています。
>>>開始級判定テスト(←公式サイトのPDFが開きます)
成長する思考力に漢字練習はナシ
「成長する思考力GTシリーズ国語」には、繰り返しの漢字練習や問題は一切なく、読解力の基礎となる「考える」「想像する」が必要な問題で 構成されています。
引用:学林舎
題名の通り”思考力”がメインの教材なので、漢字練習はありません。
また同シリーズには算数バージョンもありますが、こちらも問題解決力の基礎となる「考える」「仮説する」が必要な問題で構成されており、繰り返しの計算練習や問題は一切ありません。
成長する思考力は中学受験に使えるのか?
・4級以上は中学受験レベルの問題
・同シリーズ「成長する思考力GTシリーズ国語 要約力特化」もおすすめ
10~5級を通過することにより、小学生範囲の基礎・応用学習を身につけたことになります。4~1級に関しては、受験ででてくるような問題を中心に構成されています
引用:学林舎
成長する思考力を教材として使う進学塾もあるようで、
・2~3級を繰り返し学習する進学塾
・4~1級あたりを小学校5年生の3学期までに終了させ、6年生は志望校対策を行う
などのように使われることもあるようです。
詳しくは学林舎ニュースというコラムがあったので、興味がある方は見てみて下さい◎
画像引用:学林舎(楽天公式)
また、同シリーズ「成長する思考力GTシリーズ国語 要約力特化」では、
・野生生物があぶない
・エネルギー問題
・食料と水の問題
・日本の農林水産業
・福祉問題
・人口問題
・環境問題
・税金について
といったテーマで要約力と表現力を磨きます。
感想|成長する思考力10級・9級に取り組み感じたメリット・デメリット
まだまだスタートしたばかりの感想ですが、実際に娘の様子を見ていて感じたメリット・デメリットをお伝えします。
成長する思考力の効果?そのメリットとは
・各回(1回4ページ)の量が絶妙
・文章中からの抜き出しが早くなった!
・文章中にない言葉を考える練習になる
1回分の学習量が良い
まずは1回分の量が良いです◎
↑娘はよくこのように言っていますが、「余裕〜!」な感じよりちょっと多めな量に慣れてもらいたいですよね(゚∀゚)アヒャ
抜き出しの問題が早くなった
少し感じたのは、文章の読み方が以前よりも丁寧になったような印象があります^^
今は問題文を先に見たり、文章を先に読んでみたりと、本人なりに試行錯誤しているようです。
自分で考えて書く問題・知識の問題が登場!
娘が今まで取組んできた文章・読解の問題は、ほとんどが文章中に答えのある問題がとても多かったのですが、成長する思考力では早々に”自分で考えて答える”問題や、知識がないと答えられないような問題が数多く出題されます。
↑そうだよね…でも、国語ってそうなのよ^^;
今まで取組んでいた教材のちょっと上のレベルに突入って感じですねヮ(゚д゚)ォ!
成長する思考力のデメリットはコレ
・価格
・解答欄が小さい
今のところ私が感じるデメリットはこの2つ。
一つはお値段、1冊1,410円(税込み)です。
そしてもうひとつお伝えしたいのが(伝えてもどうにもなりませんが)解答欄について。
確かに少し小さいです^^;
無学年制の教材のなので、例えば3年生相当のものを1年生が取り組む場合もあるはずなのですが、文字の大きさについてはあまり配慮がされていないように感じます。
最後に|成長する思考力GTシリーズ(国語)に期待すること
成長する思考力GTシリーズ(国語)のイメージは伝わりましたか??
我が家ではまだ10級を終え9級の途中までのところなのですが、このままゆっくり継続する予定です◎
自分で考えて記述する問題に沢山チャレンジして欲しい!
本文からの抜き出しとは違い、作者の意図を汲み取ることが必要な問題には読解力が欠かせません。
・文章中に答えがあるのか?
・自分の言葉で書くのか?
娘はまだそれもビミョーな段階なのですが、時間をかけて演習を重ねれば、やらないよりマシってことで^^;
信じて継続していきたいと考えています^^