こぐま会『ひとりでがんばりマスター』
このアプリの購入を迷っている方の中には、小学校受験を念頭に家庭学習をされている方も多いと思います。
なので、まず最初にお伝えしたいのが、このアプリは小学校受験に必ず必要なアプリではありません!
では一体どのようなアプリかを一言で表すと、
小学校受験問題の基礎ができるようになったら、やってみるといいよ!
(こぐま会のひとりでとっくんシリーズでも、理英会のばっちりくんドリルでも、ピグマリオンのピグりシリーズでもなんでもOK!!)
というアプリです。
そして、
最後の8巻まである程度できるようになったら、結構すごいレベル!
という感じでもあります^^
ペーパー対策の内容もだいぶ網羅されているので、やって損はありません◎
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ひとりでとっくん365日は小学校受験しない子にもおすすめの幼児教育教材!
小学校受験で有名なこぐま会から出版されている『ひとりでとっくん365』シリーズ。実はお受験しないお子さんにも必ず役に立つ内容ばかり!小学校算数の基礎を通り越して中学受験準備?!のような問題にも挑戦できる、先取りではないけれど幼児期の学びを順を追って網羅できるイチオシのシリーズです☆
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我が家では、娘が年中の時に全巻購入し取り組ませたのですが、なかなかの難易度です。
後ほど基本情報について詳しく説明しますが、
この『ひとりでがんばりマスター』は小学校受験のお教室でも有名な”こぐま会”が監修しているアプリです。
お受験のための教室代に比べれば屁でもない金額(←言い方(゚∀゚)アヒャ)ですが、
知育アプリとしては全巻購入するとそこそこの金額にもなります。
ですので、0巻は無料でお試しできるのですが、その先の1巻から8巻まで購入したら、
・実際にやってみてどう?
・効果はあった?
など気になる方もいるかと思います^^;
※ちなみに↑お試しの0巻は、レベルがミックスされていますよ。
この記事では、実際にアプリを使った経験をもとに、
- アプリの基本情報
- 実際に全巻取り組んで感じたこと
- 公式サイトの情報だけではわからないメリット・デメリット
- このアプリをおすすめしたい子・必要のない子
などをお伝えしていきたいと思います。
ひとりでがんばりマスター!
KUNO YASUYOSHI KYOIKU KENKYUJO, K.K.無料posted withアプリーチ
【基本情報】小学校受験対策に効果ありのアプリ『ひとりでがんばりマスター』
監修 | こぐま会 |
対象年齢 | 年少〜小1(満6歳) |
学習内容 | 「考え方」や「概念」(文字・計算はなし)/小学校受験対策にも |
問題数 | 全8巻、1,700問以上収録 |
料金 | 各巻1,200円(税込) 全8巻セット7,900円(税込) 2〜8巻セット7,200円(税込) |
対応機種 | iOSまたはAndroidに対応したスマートフォン・タブレット |
アカウント数 | 4人までOK! |
『ひとりでがんばりマスター』は幼児期に身に付けるべき問題が詰まった幼児教育アプリ
ということで紹介されています。
内容としては、数・図形・言語など、小学校で習う教科の基礎となる考え方を身につけよう!という教材です。
ということなので、小学校受験対策用に!とは一言も紹介されていません!……が、
皆さんもうお分かりだとは思います^^実際はガッツリ小学校受験の対策ができるアプリです( ゚д゚ )
【割引】『ひとりでがんばりマスター』の料金はセットで購入するのがお得
・各巻1,200円(税込み)
・8巻セットで7,900円(税込み)→1,700円のお得
・2〜8巻セットで7,200円(税込み)→1,200円のお得
まとめると↑こんな感じです。
必要な巻をピンポイント&ドンピシャで購入できれば一番オトクですが、どのレベルが丁度よい/必要なのかはその子次第……
ですので、もしこのアプリを購入するならば、1巻ずつ購入するよりもまとめて購入してしまったほうが約1,500円前後お得ということですね^^
『ひとりでがんばりマスター』は複数端末でも利用可能なの?
私も実際に疑問に思ったことがあったので、調べてみましたが、公式の案内には以下のようにありました^^
《複数デバイスでの利用について》
💙同じApple IDで利用されている
iPhoneとiPad
💜同じGoogleアカウントで利用されている
androidフォンとタブレットでの同時利用は可能です❗️
✅ただし
一つ目のデバイス側で獲得している
アイテムや成績等は
他のデバイスでは同期しません— ひとりでがんばりマスター (@ganbarimaster) July 24, 2021
娘はわりとこのご褒美アイテムがモチベーションになっていた時期もあるので、子どもにとっては結構重要なポイントなのだと思います^^;
(※ご褒美アイテム:しゅぎょう・ちょうせんのモードで良い成績のときにもらえます。)
こぐま会のひとりでとっくんシリーズのアプリ版?!
こぐま会の『単元別ひとりでとっくん』や『ひとりでとっくん365』を経験済みの方が見れば一目瞭然!
この『ひとりでがんばりマスター』で取り組める内容は、ひとりでシリーズとほぼ同じです◎
公式サイトにも↓のように記載されていますよ!
「何から学習を始めたら良いかわからない」という親御さまたちの声から生まれ、子どもたちの理解の順序に従った構成で大人気の問題集「ひとりでとっくん」シリーズをベースにしています。
1巻から順に進めることで、基礎から応用へ無理なくステップアップができます。 引用:ひとりでがんばりマスター
違いは、紙かアプリか…ということなのですが、実は、
「この差はとても大きかった!」
というのが、実際に取り組んでみて感じた感想です(゜o゜)
『ひとりでがんばりマスター』は難しい?レベル感は?
巻が上がって行くと大人でも失敗しちゃうくらい難しいものもあるのよね
いい歳したおばさん(←私です^^;)も一通り挑戦済みですが、
1巻はすんなり解くことができますが、6巻以降くらいからなんだか怪しい!?といった感じです^^;
特に”方眼上の位置の移動”や”お話の内容理解”の分野は、とても難易度が高く、
未就学児であればたくさんの訓練が必要なのは明らかです。
>>>公式ページ/問題例を見てみる(←ここに載っているのは結構優しめの問題で、実際はもっと難しいものが沢山です^^;)
『ひとりでがんばりマスター』のメリット・デメリット
それにはまず『ひとりでがんばりマスター』のメリット・デメリットからお話したほうがイメージが湧くと思うので、
この話題からお伝えしますね。
特に、画像の一番下の”ちょうせん”モードではアプリならではの良さが◎
取り組む順番としては、表の上から順に、
”おすすめ→れんしゅう→しゅぎょう→ちょうせん”が良いですが、
最終的には”ちょうせん”を何度も繰り返しチャレンジしていくのがおすすめです。
『ひとりでがんばりマスター』を取り組むメリットとは
紙の教材でも学べる内容を、わざわざアプリで取り組むメリットとは何?!と感じるかもしれませんが、実は、
- 問題をしっかり聞き取る練習になる
- 制限時間(ペース)を意識しながら取り組む練習ができる
- ”もうひと踏ん張り”を頑張れる力が身につく
などといった、紙で学ぶ時とは異なる長所もあります◎
問題・設問を聞き取る集中力が身につく
- 何を聞かれているのか
- どう答えればいいのか
問題文を集中して聞く練習がよりできるのがアプリでの学習です。
お受験をする・しないに関わらず、
「集中して聞く」ということはとても重要◎
そして、小学校受験に挑むのであれば、欠かすことのできない力と言えますね。
実際には『ひとりでがんばりマスター』ではボタンを押せば問題文を何回でも聞くことができるのですが、
時間制限がある中では「一度で聞き取ろう!」という意識を自然と高めてくれます。
ペースを意識しながら取り組む
- このペースだと全部解き終わらないぞ…
- あとどれくらい時間をかけられるかな?
紙の教材でもしっかりと制限時間を設けることで同じことが可能ですが、
アプリで取り組んだほうが臨場感がありました^^;
とは言っても、学習を始めたてのころは内容理解にしっかりと時間を割きたいところです。
しかし、徐々に時間・正確さの両方を求めていくことになるので、ペースメーカーとして使うのもアリ◎です。
最終的に”ちょうせんモード”で練習を重ね、少しずつ”これくらいで解かなきゃ”という感覚を掴めるようになれば完璧ですね◎
ハードだからこそ身につく力
また、問題を終えて次にいくタイミングもアプリ主導なので、中々ハードではあります。
”もうひと踏ん張り”を頑張れる力につながっていきますが、年少・年中には(いや、年長だって!)難しい点かもしれません。
『ひとりでがんばりマスター』のデメリットとは?
・必要な問題だけを解くことができない
→不要な問題(まだやりたくないor習得済み)をとばせない(飛ばしたらその分ミス扱い)
→苦手な問題を集中して取り組めない
・良くも悪くもハード過ぎ?!一回の取り組み時間が長い!
どういうことなのか、説明していきます。
必要な問題だけを解くことができない
『ひとりでがんばりマスター』は通信教育などでよくあるAI搭載のタブレットのように、
その子のレベルにあった出題をしてくれるものではありません。
あくまでも、あらかじめ用意されている問題を順番に解いていくという流れなので、
- 簡単すぎる/習得済みだからとばしたい
- まだ難しすぎる/未習の分野だからとばしたい
↑を自由にカスタマイズすることはできません。
取り組みたくない問題はスキップして進めるしか方法がないのですが、
スキップをしてしまうと、不正解扱いになってしまいます。
確かに、不正解というと気分が悪いというか何というか…^^;
苦手分野は、紙の教材でじっくり時間をかけて学習することが大切!
”しゅぎょう”と”ちょうせん”のモードは、すべての問題がとき終わると採点される仕組みなので、あまり点数が低いと子どものテンションも下がります^^;
良くも悪くもハード過ぎ?!一回の取り組み時間が長い!
一区切りするまでが異様に長い…相当な集中力が必要!
試しに私自身がどれくらい時間がかかるのか、実際にやってみたところ、
・1巻の一番簡単な”おすすめ”のモード:約6分半
・8巻の”ちょうせん”のモード:約12分
大人が取り組んでみても、いずれのモードでも”とても疲れる(-_-)”というのが正直なところ。
それを、まだ小学生にもなっていない子どもに取り組ませるのは、少し酷な感じがしてしまいますね(¯―¯٥)
『ひとりでがんばりマスター』をおすすめしたい子・必要ない子
では、そんな『ひとりでがんばりマスター』のアプリを、どんな子にはおすすめできて、どんな子には必要ないのかを、まとめてみました。
☆ポイント☆
・メリットを生かせるくらい基礎力のある子にはおすすめ
・基礎力がまだ付いていない/集中できる時間が短い低年齢の子にはまだ必要ない
時期や状況によっても必要か不要かは異なってくるので、購入を迷っている方は、参考にしてください^^
『ひとりでがんばりマスター』をおすすめしたい子
- ある程度”ひとりでとっくんシリーズ”(他教材でももちろんOK)の内容を理解している子
- 集中してアプリに取り組める年齢の子
詳しく説明していきます。
1.ある程度”ひとりでとっくんシリーズ”の内容を理解している子
繰り返しになりますが、小学校受験に必ず必要なもの(アプリ)ではありません。
このアプリで”初めて”学ぶというよりは復習に使うためのものと考えると良いです◎
アプリを使うメリットとして先程もお伝えした、
・問題をしっかり聞き取る練習になる
・制限時間(ペース)を意識しながら取り組む練習ができる
・”もうひと踏ん張り”を頑張れる力が身につく
これらは、基礎的な力が付いている子が取り組むと、どんどんレベルをあげて行くことができるので、アプリでの学習も役立つ可能性がとても高いです。
2.集中してアプリに取り組める年齢の子
制限時間(ペース)を意識しながら取り組むことや、長い時間集中し続けるのは実際にはとても大変なことですね。
しかし、小学校受験に挑戦するのであれば最終的には身につけておかなければならない力の一つでもあります。
『ひとりでがんばりマスター』が必要ない子
- ”ひとりでとっくんシリーズ”(小学校受験問題)の内容理解が足りない子
- 集中できる時間がまだ短い子
- 小学校受験のためのお教室・塾に通っている子
実際に『ひとりでがんばりマスター』を使ってみて「こんな子には必要ないな・まだ早いな」感じたことがあるので、詳しくお話していきます。
1.”ひとりでとっくんシリーズ”の内容理解が足りない子
タブレットで取り組むことによるメリットもたくさんあるのですが、
「お受験のための問題をそろそろやってみようか」という時期には、紙(ペーパー)でじっくり本人のペースと向き合いながら理解を深めていくのが良いと思います。
最初からアプリで完璧にしようとしても無理ですし、
冒頭でもお話ししましたが、このアプリだけでは到底ペーパー対策の代わりにはなりません。
少し基礎力がついてから「どんなもんか」と力試しに使うくらいがおすすめです。
2.集中できる時間がまだ短い子
これは先程のメリットで述べた内容の反対、「集中してアプリに取り組めない年齢の子」です。
繰り返しになりますが、『ひとりでがんばりマスター』はとてつもなく集中力の要る教材です。
ある程度(と言っても受験にはリミットがあるので難しいのですが)年齢が上がってからのほうが、効果的に学習を進められるかと思います。
画像引用:ひとりでがんばりマスター公式HP
公式の案内では、上の画像のように1巻を年少からスタートしていくような内容があります。
実際に経験してみて”年少だと少し早いかも…”という印象でしたので、
無理に年少からスタートさせることは必要ではないと感じました。
3.小学校受験のためのお教室・塾に通っている子
そして最後にお伝えしたいこと。
それは、小学校受験のためのお教室や塾にきちんと通っていて、家庭以外でも学習時間を確保できている子や、指導してくださる先生が身近にいる子は必要ないと言うことです。
このアプリに時間と体力を使うより、お教室・塾の先生の言うことを聞くのが一番です!
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お教室や塾に通っていない子が、毎日家庭でペーパー対策をしていても、さすがに飽きてくると思います^^;
お受験問題の力が少しついてきたかな?と感じられるくらいになったら、
気分転換・力試しも兼ねて挑戦するくらいが丁度よいアプリという感じです^^;
まとめ『ひとりでがんばりマスター』は受験に使えるレベル高めのアプリだった
あくまでも紙教材をメインに!
志望校の出題傾向や子どもの苦手分野に取り組むことが先ですが、
- 紙とは違う雰囲気で学習に取り組める
- 自動的に少しずつレベルを上げて取り組める
- 集中力を高める訓練になる
などが、実際に取り組んでみて良かったと感じた点です^^
また、月額課金でなく、一度の購入で済むので、
受験期直前になってからの購入よりも、時間に余裕がある段階で購入し何度もチャレンジするのがおすすめです。
ただ、アプリの好き・嫌いの好みもあると思うので、ぜひ無料の0巻をお試ししてから検討してみてくださいね!
ひとりでがんばりマスター!
KUNO YASUYOSHI KYOIKU KENKYUJO, K.K.無料posted withアプリーチ