塾なし・自宅学習のみで小学校受験(国立小学校)を受験したら、合格の可能性はある?
答えは、ある!
けれども超危険!
「ある」と答えたその根拠は、我が家は塾なしで考査(試験)を突破できたから☆
「超危険」の理由は本文で詳しく説明しますが^^;
この記事では、通塾なしで国立小学校の”試験を”クリアするために、
・国立小学校を受験するなら知っておくべきこと
・国立小学校受験を意識しつつ実際に取り組んだ家庭学習
などをお伝えしたいと思います。
実はですね……この記事はお焚き上げ記事なんです^^;
出願&過程&結果については本文で詳細をお話しますが、我が家は最後の抽選で合格を逃してしまいました。
そして、現在娘は公立小学校に元気に通っています(*´∀`)
「それでも読んでみようかな」と思ってくださる方のみ、読み進めてくださいね_(._.)_
我が家と同じように、家庭学習メインで国立小受験にチャレンジする方へ、何かしらの参考になればと思い、この記事を書きました^^
読者さまの受験成功、心よりお祈りしていますよ!
サクラサケ---❀❀❀
家庭学習に使った具体的な教材を知りたい方は、↓
国立小学校受験に受かるには?塾・対策はいつから?自宅でできる問題集も紹介!
こちらもご覧くださいね◎
我が家の国立小学校受験、出願&試験合否と無慈悲な抽選、くじ運…
気になるところだと思うので、まずは我が家のリアルな国立小学校受験の結果をお伝えします!
とは言っても、冒頭に最終結果を晒してしまいましたね^^;
毎日コツコツ積み上げてきた1年半の期間は、それなりに苦難もあり長いものでしたが、それが、ものの数時間で決着がついてしまうという何とも厳しい世界でした…( ゚д゚)
全落ち…甘くなかった国立小学校の抽選のコツ、くじ運…
出願数4校
→一次抽選で3校落選(この時点で、1校しか試験を受けられないことが確定)
試験1校
→合格❀
→最終抽選落選
※学校名はゴメンナサイ!控えさせていただきたいます。
出願は受験資格のある国立小学校4校全てに出願しました。
ですが、結局、試験を受けられたのは1校のみ。
もう、ここに全力投球するしかありません。
そして、お試験の結果は合格。
しかし、喜びもつかの間、最終抽選で落選。
ダメだったとわかった時の娘の顔が…忘れられません…。
抽選のコツなんかがあれば、あの時の私たちが一番知りたかった(ノД`)
我が家の国立小お受験は、すべて抽選により夢破れたのでした。
国立小学校受験対策|試験内容・子どもの何を見ているの?
さて、残念な話をお聞かせてしまいましたが^^;
塾なし・自宅学習のみで国立小学校を受験したら、合格の可能性はある?
冒頭ではある!とお答えしましたが、実際は超危険な賭け(゜o゜)
1校のみですが、試験をパスできた経験からお伝えしますと、家庭学習のみで小学校受験を突破しようとするのはとても危険^^;
早速理由を説明したいのですが、それにはまず「国立小学校の試験では、子どもの何を見られるのか」(試験内容)を知る必要があります。
国立小学校受験での試験内容
国立小学校の試験内容は、主に以下の内容です。
ペーパー/行動観察/口頭試問/運動/製作/面接等
学校によって、ペーパー試験がなかったり、親子面接や運動がなかったりなど、試験内容が異なります。
ですので、受験する学校の試験内容をリサーチし対策する必要があります。
それぞれの内容を簡単に説明しますね。
ペーパー
・常識
・季節
・仲間探し
・図形
・お話の記憶
などを問われます。(読み書き・算数はでません)
鉛筆やラッションペン・クーピーを使い、用紙に解答しますが、これも学校によって何を使用するかは異なります。
行動観察
グループで課題に取り組む・自由遊びをなどします。
・子ども同士でコミュニケーションが上手に取れるか
・課題にどのような態度で取り組んでいるか
・先生の指示・合図に従えるか
などが見られます。
口頭試問
テスターの質問に答えます。子ども版面接のようなものです。
・目を見て話を聞き受け答えができるか
・適切な声の大きさで話せるか
・姿勢
・質問に対する答えができるか
などが見られます。
・「朝ごはんは何を食べてきましたか」
・「今日はどうやってここまできましたか」
・イラストをみて「あなたならどうしますか」「この子の気持ちはどんな気持ちですか」
などを聞かれます。
運動
・片足立ち
・ケンケンパ
・くま歩き
・平均台
などの運動能力と、先生の指示にきちんと従えるかを見られます。
絵画・製作
絵画では、人物や物や動物・行事の様子など、与えられたテーマにそって描きます。
工作も、テーマ・見本に沿って、ちぎりやハサミ、テープ、のり、モールなどを使い、課題に取り組みます。
折り方や結び方なども見られます。
国立小受験ではペーパー対策だけが家庭学習だけでも完結できる!
先に述べた試験内容を見て気づく方もいるかもですが……。
超重要!
ペーパーに関する内容のみ、家庭学習だけで完結できる分野
理由は、ペーパーは家でインプット&アウトプットを繰り返せば確実に力が付けられる分野だからです。
外部の人の力は必要ありません。
親子のみで完結できる分野なのです。
とにかく、小学校受験で問われる問題の基礎基本、そして受験校が毎年出す出題分野を念入りに。
繰り返しますが、ペーパーだけが、お家学習の日々の積み重ねで解決できる分野です。
良かった!国立小学校受験に役立った意外な通信教育2つとは?
実は我が家は小学校受験を意識する前から、本当に沢山の通信教育を継続受講している通信教育マニアでもあります^^;
・こどもちゃれんじ
・Z会幼児コース
・幼児ポピー
・ワンダーボックス
・RISUきっず
・七田式プリント
・がんばる舎すてっぷ
・モコモコゼミ…
家庭学習で受験を目指す皆さんにも、シェアしたいと思います♪
「がんばる舎すてっぷ」の”まとめ出し”が効果的
がんばる舎すてっぷ、なんと月額990円という破格の通信教育です。
ですが、学習内容の質はとても優秀◎
幼児期にふさわしい知識・常識、そして思考力を育てる問題は、小学校受験対策の土台づくりにとても重宝します(゜o゜)
そして使い方ですが、”まとめ出し”という方法を使うとより効果的☆
詳しい内容はすてっぷのレビュー記事で紹介していますが、
まとめ出しを利用すると、月刊の通信教育のように「1ヶ月分」という区切りをなくし自分の学習スピードを保てるというメリットがあります。
我が家はこのがんばる舎すてっぷでお受験問題の基礎部分を学ぶことができました◎
(↑娘は全然気づいていませんが^^;)
月額費用も990円とお安いのと、
初月無料のキャンペーンもあるので、教材の雰囲気をぜひ見てみてくださいね♪
「Z会幼児コース」とお受験ペーパー問題が超そっくり!
そして、Z会幼児コースも小学校受験のペーパー問題にすごく役立つ内容ばかり!
レビュー記事に、実際の教材の画像をたっぷり載せているので、のぞいて見てくださいね♪
「Z会は難しい」なんて言われることもありますが、幼児コースは特別難しい問題などはありません(゚∀゚)
こちらも先程紹介したがんばる舎すてっぷ同様、幼児期にこそ学んでおきたい内容として「ことば/数/形/論理/自然/生活/表現」をワークで、そして経験学習を別冊の教材で学ぶ手順です。
そしてもう一つお伝えしたいのが、受講方法。
こちらもレビュー記事に詳細をお伝えしています◎
ですが、やはり、
・先取りは難しそう…
・子どもが使えるか心配…
という方は、お試し教材(無料)を複数取り寄せできるので、実学年と一つ上の学年とを比較してみると良いと思います◎
記入項目に入力していくと、”別の資料も請求する”という箇所がるので、そちらを押すとさらにお願いしたい学年のサンプルを選択できます!
・チャレンジしてみたい!
・どんなレベルか気になる…
理科的常識・社会的常識などの問題も、小学校受験問題と同じ内容を、少し違った雰囲気で学べるのがまた良いんですよね(^o^)
気になった方は、一度テキストの無料サンプルと資料をもらってみてください♪
塾なしお受験が超危険な2つの〇〇不足
次に、塾なしお受験が危険な理由を説明したいと思います。理由は主にこの2つ↓
・子どもの経験不足
・大人の情報不足
それぞれの理由を説明していきます。
1つ目|家庭だけでは対策しきれない”経験不足”
・行動観察/口頭試問
・製作/絵画
・運動
上の試験内容は、大人や友達と関わったり、他者からの評価や、相対的な出来具合いによって結果が左右される分野です。
これらが家庭学習だけでの対策が難しい理由を説明していきますね(゜o゜)
行動観察・口頭試問
ペーパーは家庭学習でクリアしたとします。
では行動観察・口頭試問はどうでしょうか。
・慣れないお友達と上手にコミュニケーションをとり、課題に取り組む
・初めて会う先生とお話する
これらはお家での練習が難しい上に、経験が必要です。
製作・絵画
また、製作・絵画が試験内容に含まれる小学校の場合も、試験本番を意識した対策が必要です。
家庭だけでの対策では、本番との雰囲気の違いなど不安が多くの残ります。
例えば、我が家では絵画の対策として
・DVD付 小学校受験で合格するための絵の描き方
・決定版 1日10分で えがじょうずにかけるほん
などの書籍を使いつつ、絵の書き方の基本部分を練習しました。
製作ではこぐま会のキットをネットで購入したり、過去問題集の出題を参考にしながら親子で取り組みました。
ですが、それでも口頭試問・行動観察と同様「慣れない場所・初めての先生・知らない友達に囲まれながら」という経験は、お家練習では再現できません。
運動
あらかじめ試験内容をリサーチして、そのための訓練をお家でやり込むことは可能です。
しかし、できるお友達を目の当たりにしたり、負けて悔しい気持ちは、他の子どもと一緒に訓練することで初めて経験できることです。
また、親子だけでの練習だと、他の子と比べての相対的な”出来(でき)”や””改善点を確認する機会を得ることができません。
2つ目|塾なし小学校受験で怖い”情報不足”
・合格者の傾向・当日の細かな情報などを得にくい
・子どもの様子・フィードバックを他者から得られない
・親子面接の機会を得られない
先に述べた”子どもの経験不足”とはまた別の問題です。
試験内容に関することは、市販の過去問題集などからある程度は情報収集できますね。
しかし、それ以外にも試験当日の詳しい様子や、実際に通っている方のお話など、もし周りに詳しい方がいなければお教室や塾が頼りになります。
私立小学校ほどではないですが、関係者からの情報はとても貴重です(゜o゜)
塾・お教室は、ネットや書籍では得られない、何年も積み重ねてきた実際のデータを持っています。
正確な情報は”必須アイテム”と言っても過言ではありません。
参考☆実体験
私達親子の幼稚園入園前の話です。
我が家が住んでいる地域では”幼稚園浪人”という言葉通り、希望の園どころか、どこの園にも入れない子も出てくるという話も…。
(もちろん、選ばなければどうにかなるかもしれませんが、悪環境に子どもを預けるのは無理です)
なので、我が家も「保活」ならぬ「幼活」を経験しました。
私自身”どうしても通わせたい園”があったこともあり、幼稚園考査の準備の際はお教室に通いました。
そこで経験し感じたことは「お教室が持ってる情報ってスゴい!」ということ。
その情報がなければ、希望する園の願書の完成度も低いまま提出していたでしょうし、
当日のスケジュール(併願)も上手く組めなかったと思います。
そのことを思い出すと、小学校受験においても、お教室・塾に通って正しい情報を得ることはとても有利だと考えられますね^^;
国立小学校の受験を通塾せずに成功させる裏技
それは、
・模擬試験を受ける
・季節講習・直前講習を受ける
最低限、模擬試験は必須です!
我が家の場合は、この方法で1校のお試験を通過することができたのだと確信しています。
そして、季節講習・直前講習も塾なし受験者にとってはとても有意義ですので、経験しておくべきとお伝えしたい!!!
模擬試験の活用は塾なし小学校受験の救世主
小学校受験をすると決めたら、そして塾なしで挑戦するなら尚更!模擬試験だけは早めに継続して受けるべきだと思います。
理由はズバリ「慣れ」と「フィードバック」。
先に述べた通り、お教室・塾に通わないとなると子どもの経験不足が一番の懸念材料になります。
・知らない場所で試験を受ける
・知らない友達とコニュニケーションを取る
・知らない先生の指示を聞く・やり取りする
模擬試験はこれらを経験する絶好のチャンスとなります。
大手のお教室の模擬試験などは、是非活用することをおすすめします。
直前講習・季節講習など単発の講習を受ける
塾・お教室の会員でないと講習を受けることができないのでは?と思っている方もいるかもしれませんが、実は単発で講習を受けさせてもらえる塾も多くあります。
春季講習や夏期講習・直前講習などで、模擬試験と同様、家庭だけでは対策できない分野を補うために活用したいところです。
そして、この単発の講習を受ける最大のメリットは確かな情報収集ができるということです。
単発の受講者だからといって間違った情報を教えられたりはありません。
普段、塾・お教室に通わない人にとって、プロの先生に質問ができる絶好の機会を逃がさないように。
(講習の様子は見れなくても、子どもの受け渡しの際に先生とお話するチャンスは必ずありますよ。)
おまけ①|塾なし国立小学校受験、結局いくらかかった?お金の話
ぶっちゃけですが、我が家が塾なしお受験でかけた金額は、大手お教室・絵画塾・体操教室…
フルで通っている方のお月謝2〜3月分にも満たないのでは…と思います^^;
下の表は我が家の塾なしお受験にかかった費用を思い出せる限りのものをあげました。
書籍代・教材代はもう少しかかっているかもしれません。
模擬試験 | 44,000円 |
季節・直前講習 | 88,000円 |
募集要項・願書✕4校分 | 約10,000円 |
写真代 (撮影・データ・焼き増し) |
約13,000円 |
洋服代(※娘のみ) ※ママ紺スーツ・スリッパ等は幼稚園の考査時に購入したものなので除いています |
約30,000円 |
書籍・その他教材代 | 約90,000円 |
合計 | 約275,000円 |
およそ1年半、本気で取り組んで30万円弱…。
平均すると、ひと月2万円いかないくらいですね。
ですが、お受験以外の習い事(スイミングやそろばん等)もお休みせず通常モードでさせていました。
正直、お金はかからずに済んでも、時間、そして気持ちがカツカツな1年半でした^^;
私立・公立・国立小のメリット・デメリットとお受験に関するお金事情については…
おまけ②|幼児の集中できる時間は短い!
年齢プラス1分
これが、幼児が集中できる時間だと言われています(゜o゜)
子ども自身が熱中していることや、好きな遊びだったりすると、年齢プラス1分じゃ済まないくらい付き合わされますよね^^;
ただ、机に向かって何かに取り組むとなると、やはり年齢プラス数分程度ということなのかもしれません。
お受験を控えていれば、なおさらそう感じると思います。
子どもが集中するためには、睡眠(眠くない)、食事(空腹でない)、環境(気が散るものがない、机や椅子)…など様々な条件が必要ですが、
実は意外な栄養素が、子どもの集中力を高めてくれるということがわかっています(゜o゜)
カラダ・脳の発達に関わる重要なミネラルがあるんですよ◎
気になる方は↓関連記事もぜひ🎵
>>幼稚園児・小学生、子どもの集中力の高めるには〇〇が必要だった!
最後に|後悔なし!国立小学校を塾なし受験して得たもの
・塾なし国立小学校受験はできる(抽選は…どうすることもできない!)
・毎日の学習習慣・コツコツ学習は何よりも大事
最終的に抽選漏れしてしまった私たちには、気の利いたアドバイスなんてできません…。
でも、一つだけ言えることは、決めたのなら本気で進むのみ!!
やってきたこと、取り組んできたことは一つも無駄になりません。
また、何より幼児期に学習習慣をつけられたことは、今となっては一番の宝に♡
小学校受験&学習の習慣づけに☆
塾なし家庭学習で国立小学校受験を目指すなら、お受験に繋がる内容を早めに取り入れる意識が必要です!
実は私、娘が生まれる前まで保育士をしていたのですが…
幼児期に家庭でしっかり知育や学習に取り組んでいる子は違う!と感じることがよくありました(゜o゜)
・先生の話をしっかり聞ける子
・椅子に座って集中して作業できる子
・自分の気持や意見を大人にきちんと伝えられる子
全てお家での関わり方や取り組みにかかっているんですよね(^_^;)
まずは幼児期のうちに5分でも10分でも座ってなにかに取り組むという習慣が、その後の学力に影響があると思っています。
そういったきっかけを、この塾なし家庭学習のみの国立小学校が与えてくれたのだと、今では思えるようにまで復活しています♡
結果は残念でしたが、娘の得意なことを知り、苦手なことに向き合い、とても濃い時間を過ごせたと感じています^^
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