中学受験を検討しているのだけど、くもん算数とそろばん、どちらが良いか迷ってる…
この記事では、中学受験を見据えて”算数を得意にしてあげたい”と考えている幼児・低学年のお子さんの親御さんにお伝えしたい、公文算数とそろばんについてお話していきたいと思います。
結局、我が家の娘にはそろばんを習わせて、小学1年生の今現在も取り組み中です◎
↑こう言ってしまうと「そろばん推しなのね…」と思われるかもしれませんが、違います!そうじゃないヨ!!
結論からお伝えすると、
「計算が早く正確にできるようになれば、どちらだってOK!」なのです♪
(だって、ゴールは同じでルートが違うだけだからネ^^;)
とは言っても、それぞれどのようにして”中学受験に役立てる”のかには、違いがありますよね(゜o゜)
そこで、今回は”中学受験に役立つ!”を前提に^^;
私自身の中学受験の経験や、今の娘のそろばんの様子から感じたこと、お教室の先生から聞いたお話などを織り交ぜながら、
・公文算数を選ぶメリット・意識すること・注意点…
・そろばんを選ぶメリット・意識すること・注意点…
などをお話するので、「くもん・そろばん、どっち?」とお悩みの皆さんにぜひ参考にしてもらえると嬉しいです♪
公文算数とそろばんが中学受験に役立つそれぞれのメリット
それぞれのメリット
公文算数
・先取りがしやすい
・筆算能力が身につく
・実績が豊富
そろばん
・暗算能力が身につけられる
・中学受験で求められる計算速度を想像以上に上回る可能性も!
順番に説明していきますね。
3人に1人の東大生が公文出身!
4人の子ども全員を東大医学部に合格させたお受験回では有名な佐藤ママをご存知ですか?
その佐藤ママも、子どもが受験塾(浜学園)に入る前には全員、公文に通わせていたそう(゜o゜)
↑著書の中にもありますが…
入塾前には、「3人の息子たちは小学校入学時点で中1の教材、娘は年長で中3の教材をやっていた」とあります(゜o゜)
確かに公文の教材は、家庭での取り組み方や、周りの友だちの進み具合が動機となるなど…
比較的学習進度を早めやすいという特徴がありますね。
そして、何よりも実績があるんですよね^^
なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?(祥伝社新書) (祥伝社新書 495)
公文算数について「思考力が〜、文章題が〜」と言った否定的な意見を聞くこともありますが、
公文算数で習得できるのは”計算能力”だということを忘れていはいけません。
あえて文章題や図形が出ないのです。
中学受験勉強で計算と国語読解に時間を割く必要がないのは、ひとえに公文のおかげ。計算問題が絡むやつは複雑な問題でも落としてない。
— 2026年中受開始、バタ子さん (@kamomeseagull1) March 8, 2024
何をするにも計算が基礎・土台であるのは事実ですし、↑この方の言うように公文で培った計算能力が中学受験にも活かされるのは間違いないでしょう◎
そろばん式暗算をマスターした時のメリットは凄すぎ!
↑こちらは大人の方が挑戦中の動画ですが、幼児や低学年の子でも同じように解き進めてしまうこともよくある光景です(゜o゜)
おどろき実体験
つい最近、娘がそろばんの大会に出た時の話です。
娘と同じ1年生の出場者は全体のうちわずかでしたが、中には年中・年長で出場しているお子さんも(゜o゜)
大会中の様子を私も見ていたのですが、本当にすごかった…
紙に答えを書くスピードが…冗談でなくうちの娘の10倍くらい早くて…(TOT)
そろばん暗算の迫力を見せつけられた瞬間でした(。>﹏<。)
ちなみに、先生曰く、
・そろばんは国語のように沢山の文字を覚えたりする必要がない
・0〜9までの数字が使うことができれば始められる
という理由から、年齢が低くてもやればやるだけ実力をつけていけるものとのこと(゜o゜)
一般的な進度でも、そろばん式暗算を上手に身につけられれば…
中学受験で求められる計算速度を遥かに上回る計算能力を手に入れられる
というメリットがあります。
習得には時間と労力が必要という点もありますが、とても魅力的だとは思いませんか?(*^^*)
公文もそろばんも「計算は早く正確」が必須!
それぞれのメリットを踏まえた上で、続いては目指すべきゴールについてお話していきたいと思います。
冒頭でもお伝えしましたが^^;
公文算数・そろばん、どちらも早く正確に計算ができるようになれば、中学受験に役立てることができます♪
では、中学受験に役立つレベルに到達するには、どの程度を目指すべきなのでしょうか。
公文はどこまでやると受験に役立つ?
理想はF(小6、小数・分数の計算)までだが…
公文算数を中学受験に役立てたいならF(小数・分数の計算)までがおすすめという声が多数あります。
その理由には、
・入塾後にも小数・分数の計算は出るが、とにかく進度が早い
・算数は一度つまづいてしまうと挽回が難しい…
といった理由があるからです。
小数・分数よりも…
通っているそろばん教室の先生に、中学受験について聞いたことがあるのですが、
(ちなみにその先生は20代、中学受験経験し、偏差値65以上の男子校に(;゚Д゚))スゴ)
先生の言うには、分数・小数を先取りするよりも、まずは整数の四則演算を早く正確にすることが最優先とのこと◎
つまり、小数・分数もスピードと正確さが共に身についているに越したことはないですが…
先に先にと進むよりも、整数の四則演算の精度とスピードに力を注ぐことが優先
これが幼児・低学年が公文算数を中学受験に役立てるための秘訣です(゜o゜)
そろばんはどこまでできたら受験に役立つ?
目指せ暗算2級!
これも先程登場した娘が通っているそろばん教室の先生に聞いたものです(゜o゜)
ちなみに下↓の画像が暗算2級
そろばんを全くやったことがない人が見ると「うそでしょ〜」という感じだと思いますが(私もネ…)
2年間そろばんを習っている娘を見ていると”全く無理な世界ではない”ということを感じることができます。
そろばんの”級”の落とし穴
そろばん◯級というのは、検定会場で試験を受けたり、お教室で先生に見てもらって判定されるのですが、ここで留意すべきは合格基準!
画像引用:日本珠算連盟
上↑の表を見てもらうと分かると思いますが、”500点満点で400点以上”で合格…
つまり2割不正解もしくは時間がなくて解けなくても合格できてしまうのです(゜o゜)
上の公文の章でも「四則演算の精度とスピードが重要」とお伝えしましたが…
そろばんも同じく、80%の精度で中学受験に突入してはダメなのです!!
”中受験に役立てる”という視点でみると、急いで級をあげるよりも”精度とスピード”を優先させることを忘れてはいけません(。>﹏<。)
中学受験のための公文算数とそろばんはいつから始めるべき?
繰り返しになりますが、中学受験を意識して公文やそろばんを始めるなら、スピードと精度が重要です。
上の章でお伝えした目標、そして精度や速さを考えて逆算して考えてみると、
公文もそろばんも、どちらも幼児からをおすすめしたい!
それぞれ解説していきます。
幼児から公文算数を始めたい理由
まず、公文算数については、
小1の息子、来月で公文の算数を始めて、一年になる。
3Aから始まり、今はEの140
次の木曜日はかけ算やるよーと言われたらしく、喜んでた😊— あん (@la9ReN5Nrt8qoqm) October 12, 2022
↑こちらの方のように、1年間で相当進めるお子さんもいれば(赤矢印)…
多分、公文算数は6Aから始めてGまでは3年で終えた。
未就学児だからこそできたことかもしれない🤔— まゆ(こたろ)🚃🦕👒🐞7歳と過ごす毎日 (@kotaro20180507m) July 29, 2023
↑この方は上のツイートの方よりも少し遅めの進度だったり(緑矢印)。
3年生の2月(新4年生)から受験塾に通うとすると、幼児からスタートしても良さそうなことが分かります◎
年中・年長でそろばんを始めたい理由
実際のうち家の娘の例となりますが…
年中の終わりにスタートして、小学校1年生の終わりで(2年経過)、暗算は現在準3級です。
あと3級、準2級、2級、そして精度とスピード……。
ごくごく普通レベルの我が家の娘ですが、お教室には週2回通い、家でも毎日そろばんに取り組んでいます。
しかし、あと2年で目標のレベルに達するのか?(是非成し遂げてもらいたい〜!!)といった具合です^^;
そろばんを”受験に有利”という状態にまで仕上げるのは、そう簡単なことではないというのは事実のようで^^;
そういったことからも、早めのスタートをおすすめしたいです◎
そろばんが始められる目安
・0〜9までの数字が書ける
・座っていられる
・言葉の意思疎通ができる
娘がそろばんを始めたのが年中だったのですが、私の中では「年中って早いのかな?」と勝手に思ってました^^;
ですが、お教室の先生がおっしゃるには「とてもいい時期」とのこと。
小学校に上がってから始めるメリットもあるようですが、幼児期から始めるとアタマがまだ柔らかく、イメージする力をつけやすい!!
そういった視点からも、幼児のうちからそろばんを始めるのはおすすめですよ◎
中学受験には不十分!公文・そろばんに共通するデメリット
・公文算数:機械的に計算してしまう→数量感が養えない
・そろばん:習得には時間と根気が必要
それぞれこのようなデメリットがるのですが…
共通するデメリットはやはり、
文章題や図形問題・思考力を問われるような問題には対応できない
ということ。
話を振り出しに戻すようですが、公文算数もそろばんも「計算処理能力を向上させる」というのが目的で通うワケです。
算数の基礎は、まずは計算。
思考力もゆくゆくは必要になりますが、
計算間違いを頻発するようでは、中学受験での成功は難しいですよね(゜o゜)
中学受験を意識したら、幼児・低学年で必要なこととは?
ポイント
・基礎の定着
・諦めないことを学ぶ/好奇心を持たせること
学習面に関して言えば、幼児・低学年の時期の過度な先取りはNGです(。>﹏<。)
低学年のうちは、算数と国語を徹底的にやるべきです。理科や社会は覚えることが多いので、早いうちから始めて覚えてしまえば、後々有利な展開になると考えがちですが、その必要は全くありません。それより計算や漢字など、算数と国語に関する基礎をくり返しくり返し行って、確かな力にしていくのが正しい学習の順序です。
引用:『中学受験で成功する子が 10歳までに身につけていること』 村上 綾一
御三家を始めとした難関中に特化した少数精鋭の塾エルカミノの代表、村上綾一さんの著書でも、低学年のうちは算数・国語の基礎の定着が正しい学習と示されていますね。
そして、基礎学力と同じくらい幼児・低学年に必要なこと。
それは”諦めないこと”と”好奇心”なのです(゜o゜)
同書からの引用となりますが、
諦めずに這い上がれるのは、これまでに鉛筆と消しゴムをたくさん使って試行錯誤をくり返し、「わかった!」という体験を積んでいる子どもです。高学年になってから「諦めないでやりなさい」と声を掛けてみたところで、もう遅いのです。諦めないことを覚えさせるのは、低学年のうちです。
そして、こんな内容も↓
お絵描きでも、かけっこでも、ピアノでも、パズルでも、子供が時間を忘れて取り組んでいるもの、好奇心を持っているものがあるなら、それをさせてあげる。それが、脳の成長にはプラスとなるでしょう。つまり、好奇心を持って何かに取り組めた子は、自然と賢く、頭もよくなるのです。「勉強ができる子」ではなく「頭がいい子」を育てる。テストの点数などは、本質ではありません。好奇心が旺盛であれば、成績は後からついてくるものです。
幼児・低学年から中学受験を意識するなら、自分で学ぼうとする気持ちを育てることが一番大切なのですね(。>﹏<。)
さいごに|年少・年中・年長さんが中学受験を目指すなら!!
幼稚園に通い始めたころから、
・小学校受験にチャレンジしようか…
・中学受験の方が選択肢が広いよね…
・中学受験が向いてなかったら高校受験、でも内申とか大丈夫?
漠然とですが、娘の進路については色々と考えてきました。
我が家の娘はもうすぐ2年生になるので、中学受験についてはそろそろ本格的に検討していかなければなりません^^;
最後ここまで読んで下さった方、そして中学受験を検討しているお家の方へお得&お役立ち情報をお伝えします|д゚)チラッ
幼稚園児さんにおすすめ実体験
娘と一緒に幼稚園入園前、そして入園後も結構な数の幼児教室を回ったのですが^^;
この時期から中学受験を目指すなら「一番はココ!」と感じたのが”はまキッズ”でした(゜o゜)
そこで受けられる無料の能力判定テストが、未就学児の子にはとてもおすすめ!
はまきっずは、関西地方で難関校合格実績ナンバーワンの浜学園(西のSAPIX的存在)を母体とする幼児教室ですが、
関東にもお教室があります^^
特徴は算数に強くなる!ということ♪
教育方法にはピグマリオンが取り入れられており、
そろばんと同じく、一度身に付けたら相当有利な能力が身につきます、が…
幼児で考えるアタマの土台を作り、低学年のうちに算数的思考力と処理能力を育てて…
中学受験ノウハウ豊富な浜学園の最強コースとも言える流れ(。>﹏<。)凄い〜
資料を見るだけでもやってはいけない育児・知育が分かってしまいます^^;ドキ
そこで当時娘も受けた無料の能力判定テストは、小学校に上がる前の時期に子どもの得意・不得意を知ることができます。
この時期に子どもの伸ばすべきところ、補うべき分野を知れたのはとても良かったです◎
近くにお教室がある方はぜひ、お子さんに無料能力判定テスト、おすすめです♪
❁テストのレビューはこちら(*^^*)
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中学受験を意識し始めるのが早かったからと言って、絶対に成功するというワケではありませんが^^;
・早いうちに取り組んでおくと有利なこと
・反対に早期にすべきでないこと
・意識して育てたいこと…
これらを知っておくことは、とても大切なことだと思います♪