シリーズ累計80万部突破の『なぞぺー』。
”考えること”がテーマの問題集なのですが、今回は『なぞぺー』シリーズの基本情報と、幼児期・低学年でも楽しめる、
・『新はじめてなぞぺー』
・『迷路なぞぺー』
の2冊について取り組んだ感想をお伝えしたいと思います。
実はこの2冊は娘が年中の頃に買った問題集なのですが、特に『迷路なぞぺー』は小学校一年生になった今でも現役^^;
基本情報|なぞぺーシリーズとはどんな教材?
著者:高濱正伸さん・川島慶さん
どちらも教育会ではとても有名な方なのですが、この二人に共通しているのは「考えることを楽しむこと」を目指している点です。
簡単にお二人のことを紹介していきますね。
花まる学習会代表、高濱正伸さんはこんな人
花まる学習会の代表でもあり、沢山の著書も出されていますね。
その中の一つ『小3までに育てたい算数脳』では、こんな一節も。リンクに
九歳、小3までの段階で、頭の中に空間そのものを描けない子は、その後どんなに努力しても立体の問題を本当にわかるようにはなかなかなり得ないということです。空間に対する認識力の他にも、我々が「越えられない壁」と呼んでいる能力のほとんどは、小3までが勝負です。語学のようなものは真面目であることが勝利の方程式ですから急ぐ必要はないのですが、数学的能力に関する部分に限って言うと、小3までに取得できた能力にすべてがかかっていると言って、過言ではありません。
ちょっと厳しい言葉が並んでいますが、結構ファンです^^
どんな方かを知りたい方は、最近私も見たこちらの動画(YouTubeにとびます)のほうが伝わりやすいかも◎
シンクシンク!ワンダーボックスの生みの親、川島慶さんはこんな人
思考力教材アプリの「Think! Think!」、そしてリアルとデジタルが融合した通信教育「ワンダーボックス」を開発した方です◎
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比較!どっちがいい?ワンダーボックス・シンクシンク両受講経験者が解説
シンクシンク・ワンダーボックス、どちらも子どものワクワクを刺激し思考力を育成する教材ですが、どういった点が違うの?どのような子に向いているの?どんな時期にやると効果的?など、両方の教材を経験して実際に感じたことを振り返りながらお伝えしています。
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↑見た目やデザインだけではなく、教材の内容も”子どもが楽しんで考える・取り組むには?”にとても力を注がれているのが分かりますよ(゜o゜)
『なぞぺー』の”考える力”と”諦めない気持ち”
ポイント
『なぞぺー』は考えるための技術と、諦めない気持ち、両方を育てる教材
・図形センス(補助線が見える力など)
・空間認識力(アタマの中で立体を展開したり回転したりイメージする力など)
・正確な論理力
・要約力・精読力(問題文を正しく読み取る)
これらの”考える力”を身に着けよう!がテーマの教材ですが……
『なぞぺー』は他にも、
・試行錯誤力(手を動かす、図や絵を描いて、突破口を見つける力)
・意志力(どうしても最後まで解ききるぞ」、「自分の力でやり通すぞ」と、こだわることのできる意志の力)
このような諦めない気持ちを、子ども目線の方法で楽しく育ててくれる教材でもあります。
『なぞぺー』が難しい理由は…
一筋縄ではいかない問題ばかり
『なぞぺー』は小学校で学ぶ教科学習とは大きく異なる問題集です。
”考える力”がテーマの教材なので「難しい…」と感じるのは当然のことです。
ですので、難しいと思ったらスキップして別の問題にチャレンジするのが良いです◎
我が家なんて、年中の時に購入した迷路なぞぺーが一年生の今やっと全クリできそうな感じです^^;
何度も解いて欲しい!消しゴムで消すのは面倒なので…
我が家ではこの『なぞぺー』シリーズに取り組む時には、直接問題集に書き込みはせず、以下の方法のいずれかで取組んでいます。
・指でなぞる(簡単な問題はこれで良し)
・透明下敷き&ホワイトボードマーカー(細かい作業が必要でないものはOK)
・スキャン&PDF(鉛筆を使って書き込んだり消したりを繰り返す必要がある場合)
2つ目はこんな感じで。消す時もティッシュでOKです◎
3つ目を詳しく知りたい方は関連記事を参考にしてみてくださいね◎
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無料アプリで宿題スキャナー!?問題集プリントの書き込み・答えを消す方法を紹介
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口コミ|年中・年長にも!幼児には『新はじめてなぞぺー』がおすすめ
未就学児であれば、まずはこの1冊がおすすめです◎
基本情報
対象年齢:年中〜小学校1年生
価格:968円(税込)
”迷路”のように特定の分野のみではなく様々な種類の問題がミックスされた問題集です。
それと同じ種類の問題も沢山載ってる〜
それではほんの一部ですが、どんな感じの出題なのかを載せていきますね。
新はじめてなぞぺーは簡単すぎ?
まずはこちら↓
やをまっすぐとばして ふうせんをわるよ。どのふうせんが のこるかな?
『新はじめてなぞぺー』の冒頭にも説明がありますが、
思考力を育むためには、4歳から8歳くさいまでに自分の力で「わかった!」「解けた!」と思う体験が必要で(省略)、
そのためにやさしい問題を折りまぜた問題構成としています。
なので、カンタンな問題は「できた!」のため!なのですね^^
新はじめてなぞぺーの中身は他にも
つづいてはこんな問題↓
みんなが まんぞくするように くだものを えらんで せんでむすぼう。
くだものは 1つずつしか ありません
論理能力を育てる問題です。
3つ目はこんな問題↓
いちごは れもんより なんこおおいかな?
ひみつに きづくと かんたん!
”ひみつにきづくとかんたん!”がポイントです!
子どもが自分で発見し達成感・感動を感じてもらいたいですね(*^_^*)
口コミ|4歳から挑戦『迷路なぞぺー』で集中力がつく?レベルは?
基本情報
対象年齢:5歳〜小学校3年生
価格: 1,210円(税込)
迷路なぞぺーのレベル・中身は?
出題レベルは☆☆★、☆★★、★★★と3段階に分かれています。
☆☆★だと、大人だったら一瞬眺めて考えればすぐに解けるくらいの問題です。↓
☆★★はこんな感じです↓
しっかり考えて集中しないと解けない迷路ばかりなので、一日2〜3問くらい取り組めればOKですよ◎
そして最後、★★★はこんな複雑な問題です!
正直、真剣に考えないと解けませんでした^^;(しかも時間かかったし…)
迷路なぞぺー、対象年齢は要注意!
参考☆迷路なぞぺーの対象年齢について
実はですね、後々思ったことなのですが……。
娘に迷路なぞぺーを買ったのが年中さんの時だったので、
何も考えずに5歳〜(ノーマルの方)の迷路なぞぺーを何も考えずに購入しました^^;
ですが、「入門編買えば良かったじゃーん!」と^^;
↑こちらの対象年齢の目安は4歳〜小学校1年生。
一方、我が家が購入して何年が越しに完全クリアできそうなノーマルの方の対象年齢の目安は5歳〜小学校3年生!
ですので、特に未就学児が取り組む場合は、入門編からのほうがスムーズなのは間違いない!というのが我が家の経験談なのです^^;
『なぞぺー』のアプリが『Think!Think!(シンクシンク)』なの?!
そうです、『なぞぺー』のアプリ版がシンクシンクです◎
アプリ「Think!Think!」は、算数脳パズル「なぞぺー」シリーズのアプリ版です。空間認識・平面図形など、中学受験でも頻出分野の良問に「あそび」のような感覚で触れ、楽しみながら力を伸ばすことができます。 引用:スクールFC(※)
※スクールFCとは花まる学習会の進学塾部門です。
図や絵の雰囲気もそっくりそのまんま!
アプリも書籍もほとんど同じデザインです(゜o゜)
シンクシンクをやっている子が『なぞぺー』に挑戦するのも、相乗効果があって良い^^
アプリのほうが分かりやすい部分もあるのですが、それをあえて紙の教材で一生懸命イメージするのも、訓練の一つになります◎
また、紙の教材ではイマイチ「?」な部分も、デジタル技術でイメージを補助し「見える力」を疑似体験させてあげることができますね。
気長に『新はじめてなぞぺー』と『迷路なぞぺー』で考えることを楽しめる子に
『新はじめてなぞぺー』『迷路なぞぺー』の雰囲気は伝わりましたか?
なぞぺーシリーズが完璧に解ける子はなかなか珍しいと思いますが(゜o゜)
できる問題もできない問題も、考えることを諦めず楽しむことができればそれでハナマルだと思います◎
↑このひん曲がった気持ちをなんとかせねば……(´Д`)ハァ…
実際に算数や図形の成績や偏差値に結び付くかと聞かれれば、正直ソレ用の問題集や塾に通ったほうが成果は出やすいとは思います。
しかし、このような考える・試行錯誤する問題というのは、時間的余裕のある幼児期・低学年〜中学年にこそ取り組むべき。
・試行錯誤の必要ない問題では、周りと差がつかない
・試行錯誤が必要な問題こそ、最後の1点を掴み取り周りと差を付けることができる
だそうフムフム。
あ、そうそう。この前受けた早稲田アカデミーの模試?に『図形なぞぺー』と似た問題が出てた〜(゜o゜)
(ちなみに、娘は解けなかったそう……やらせておけば良かった^^;)
すぐに解けてしまう問題・なかなか解けない問題と、子どもそれぞれで異なりますし、大人でも迷う問題も沢山です!
なぞぺーシリーズで、気長にアタマと気持ちを育てて行けたら良いですね。
『空間なぞぺー』と『論理なぞぺー』を調査中!
また、シンクシンクも教材の一部なっている『ワンダーボックス』。
子どものツボをしっかり掴む系通信教育です^^;気になる方は関連記事↓もチェックしてみてください◎
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