前回記事にした『ハイレベ100さんすう1年生』に続き、今回は『ハイレベ100読解力1年生』のレビューです。
『ハイレベ100読解力1年生』は、その名の通り読解問題に特化した問題集です。
目的が分かりやすくて良いですね( ・∀・)イイ!!
私の印象ですが、
ハイレベ読解力は他社の1年生向け問題集よりも文章量が多い
けれども、ハイレベさんすうのように”1年生でここまでやるか?”というような難問の出題はない
という感想です(娘の意見は違うようですが…^^;)。
この記事では、『ハイレベ100読解力1年生』って、
- どんな問題に取り組めるの?
- どんな構成なの?
- 難しい?レベル感は?
- 良いところ・悪いところは?
など、実際に取り組んでみて感じたことを交えながらお話していきたいと思います。
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比較|1年生ハイレベシリーズ国語・読解力・漢字、違いや取り組む順番のおすすめは?
1年生のハイレベ100、こくご・漢字・読解力を取り組みレポートしています。実はこのシリーズ3冊には取り組む順番や、もしかるすとやらなくても良いものもあることが?!それぞれの内容を知って必要な問題集をチョイスできるように、我が家が体験して感じたことなどをまとめています☆
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『ハイレベ100読解力1年生』どんな内容を学ぶの?進め方は?
学習内容&進め方
- テスト形式(テキストではなく、演習のみ)
- 学習内容:多ジャンルの文章を題材にした読解問題
- 進め方:各単元(説明文・記録文など)を、標準2〜3テスト→ハイレベル2〜3テスト→最レベ1テスト、の構成で進める
テスト1問の中に、お話が1話だったり2話だったり、その回によって様々ですが、
とにかく問題と解答欄でページが埋め尽くされており、余計な余白はありません。
ちなみに、カラー?とは言わないのかな?黒とグレーと赤(ピンク)の濃いのと薄いのと…シンプルな見た目です^^;
題材|様々なジャンルの文章で読解問題の練習ができる
- ものがたり:小さな子どもが読んでいて楽しくなるような文章
- せつめい文:理科や社会に関する文章
- きろく文:生き物・植物などに観察などの文章
- 伝記文:歴史的偉人とその業績(ピカソ・ノーベル・聖武天皇など…)
文章のお話自体も、小学生に身近な内容や、知っておいてほしい一般常識や知識を含む内容です。
進め方|標準レベルから最レベに向けて段階的にレベルアップ
- 標準レベル:その単元の基礎を学ぶ
- ハイレベ:少し難しい問題に取り組んで、読解力を伸ばす
- 最レベ:長文・チャレンジ問題
というのも、標準レベルでつまづくことはあまりなかったのですが、
ハイレベ・最レベになると中々答えが見つけられないことも多くありました。
↑のように、文章が長いと圧倒されてしまうのか、
また話の内容を忘れてしまうのか(いや、そのどちらもか?)…。
特に最レベの長文問題は解答を探す(考える)のに時間がかかることも。
『ハイレベ100読解力1年生』は大変だけど、めっちゃ力がつく!
大変だけど、力が身に付く!ポイント
- 問題数の多さ/文章量の多さ
- 問(とい)のバリエーションの多さ
- レベル高めな問題
問題数・文章量の多さが力をつける!
問題数が多い/文章量も多い → 経験値が上がる!
問題集全体としての問題数も多いですし、
1つの文章の長さも他の1年生向けの教材よりもダントツで長いです。
問題文と解答欄でビッシリです^^
1日1テストでも取り組むことができれば、少しずつ長い文章を読むことにも慣れていきます。
また、100題(100テスト)というボリュームに取り組むことで、
問題集を始める前と終わった時では、大きな力の差に◎
上↑の画像は、ハイレベ100読解力を取り組む前から使っていた”くもん”の問題集です。
もともと、娘はあまり本も読みたがらず、文章を読むのにとても時間がかかっていました。
ですが、ハイレベを取り組み途中に並行し、再度取り組ませてみたところ、
文章を読むのも、問題を解くのも以前よりスムーズに!!!
↑このように言っていたことがあるので、家庭学習である程度レベルの高いものに取り組ませるのも大事なのだと感じました。
まるで試験の対策のような出題を練習できる
- 接続詞を選ぶ問題
- 指示語を説明する問題(それとは何のことでしょうか)
- ぼう線部を説明する問題(〜とはどんな意味ですか)
- 文章とに書いてあること/ないこと(○/×)…
出題の仕方も、本当のテストや模試のような出し方です。
文章を読み理解・解釈することも大事です。
ですが、それに加えて「問われていることに、正しく答える」という練習も沢山必要なのだと感じました。
最レベはやっぱり難しい!読解力プラス知識が必要
最レベクラスになると、文章の長さも長くなりますし、問いの難易度もグンと上がります。
例1:〜大ぜいの 人の 〇〇〇が すくわれたのです。Q:〇〇〇に入る言葉は?
もちろん”〇〇〇がすくわれた”といえば、そこには”いのち”という言葉が入りますね。
しかし、それまでこの文章の中では一度も”いのち”という言葉は使われていません。
大人だと、枕詞的に頭に浮かぶ言葉も、経験の少ない子どもには答えることができない例の一つですね。
例2:ぼくは 本とうに おぼえて なかったので、〇〇を よこに ふりました。Q:〇〇に入る言葉は?
正解はくび(首)ですね。
これも、文脈を理解していることプラス、「首を横にふる」の使い方を知っていないと答えられない問題です。
どちらも、知識がないと答えられない問題です。
ですが反対に言えば、こうやって繰り返し学んで身につけていくのが勉強です。
『ハイレベ100読解力1年生』では、
1年生の子どもが問題を解きながら学んでいくことのできる問題集であると実感!
我が家の娘は読書があまり好きではないので(勉強は算数派だし、本を読む時間があるなら外遊び!ってカンジの人)、
こうやって問題を解かせていく中で、少しでも知識を吸収してもらえると嬉しいんですけどね^^;
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『ハイレベ100読解力1年生』に取り組んで良かったこと・悪かったこと
『ハイレベ100読解力1年生』がどんな感じの教材なのか、雰囲気は伝わりましたか?
最後に、実際に『ハイレベ100読解力1年生』に取り組んで感じたメリット・デメリットをそれぞれお話します。
『ハイレベ100読解力1年生』を取り組むメリット
取り組んで良かったこと
- 問題数が多く、コスパが良い
- 基礎からハイレベルな問題まで段階的に取りめるから(しかも演習量多)、読解力・答える力が付いた
これまでにお話した通り、ボリューム満点の問題集です(もちろん、内容も!)。
『ハイレベ100さんすう1年生』と同じく、定価は本体800円+税。
これだけの問題量で、このお値段は相当コスパが良いと言えます。
また、基礎から応用までの演習を何度もすることができるので、
読解力と、そして設問を読み取り答える力が身についたと思います◎
同じ奨学社から出ている↑も気になっています!
問題文と解答欄でビッシリです^^
『ハイレベ100読解力1年生』のデメリット
取り組んで微妙だったこと
- 未習・習い途中の漢字を解答で書かないといけないことがある
- 解答が別冊なら、なお良かった
”読解問題に集中したい”と思えばデメリットですが、
こうやって「書いて使って学んでいく」と思えばメリットにもなりますね^^
娘も、いくつか一生懸命書いていた箇所がありました◎
また、欲を言えば「解答が別冊だったら、より見やすかったな〜」、というのがもう一つのデメリット。
でも学年が上がったら解答必須になると思うのでw
読みやすい別冊解答だったら良かったなぁ〜と思います
最後に☆『ハイレベ100読解力1年生』は読解が苦手な子にもおすすめの問題集
”ハイレベ”と聞くと「苦手は子は無理かな」なんて感じるかもしれませんが、
その点は心配ないと思います!
うちの娘は、算数は得意な方ですが、国語(というか、読むこと)がそれほど上手ではありません。
読解のコツを解説した参考書やトレーニング本なども、読解を苦手とする子には必要かもしれません。
しかし、実践形式で問題に慣れていくことのほうが、より力を付けていくことができるように感じます。
(”やった感”も出るし、自信になりますよ!w)
基礎から応用までの演習問題に沢山挑戦したいと思ったら『ハイレベ100読解力1年生』は試す価値ありの問題集です◎
そして、演習形式でなく、読解の解法を学びたい場合は、下の記事の『はじめての論理国語』も良かったですよ。
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