まるちゃんママ

ご訪問いただきありがとうございます。
現在小学1年生の娘の中学受験を検討中
本格的な受験勉強はまだまだ先だけど、
通塾前にできる家庭学習では、なんとか力を付けてあげたい! 算数検定や模試なども受けてます☆
・1年生で算数検定9級(3年生相当)合格

・全国統一小学生テスト:上位5%

・ワセアカチャレンジテスト:総合A評価
使って良かった市販教材や通信教育もお伝えしてしていきます☆

1・2年生|きらめき算数脳で賢い子に!難しい?効果は?ブログで口コミ

『きらめき算数脳』口コミ・レビュー

前から気になっていた思考力系問題集『きらめき算数脳』。

著者は、中学受験界では言わずと知れたSAPIX(サピックス)です。

実は、値段が少し高いので購入を躊躇していました^^;

でも、やらないで後悔するのが怖かったのでついにゲットしてしまいました〜

今回、1年生の娘が挑戦したのは『きらめき算数脳1・2年生』です。

1冊終えて感じた効果は、問題文を読む力(読解力)と諦めない根性かな^^;

今のところの結論は↑こんな感じですね^^

長期的に上の学年のものも継続して取り組めれば、思考力の必要な課題に対応する力を身につけることができると思います。

この記事では、

・どんな問題集なの?難しい?
・効果はある?
・高いけど、やる価値ある?

など、私自身この問題集を購入する前に感じていたギモンの答えを、実際に娘が挑戦した際の経験をもとに皆さんにもシェアしたいと思います♪

基本情報|『きらめき算数脳』とはどんな問題集?

『きらめき算数脳』基本情報

・著者はサピックス小学部
・A4、約70ページ/全ページオールカラー(解答もフルカラー!)
・シリーズ5冊(入学準備~小学1年生/小学1年・2年生/小学2年・3年生/小学3年・4年生/小学4年・5年生)
・難易度は★「星1つ」 ★★「星2つ」 ★★★「星3つ」の3段階に分かれている(※)
・価格;1,900円(+税)→2,090円

全ページカラー印刷ですし、イラストも多いので、見た目に関しては子どもウケが良い感じだと思います。

あと、クーピーや色鉛筆は必須です!鉛筆1本では取り組めない問題集でした^^;

ちなみに、出版本の”主婦と生活社”のHPには、こんなことまで書かれています^^;

今までの問題集では満足できなかったスーパーキッズのために、SAPIXオリジナル思考力問題を収録。読解力・論理的思考力・問題解決力が身につきます。

すっ、スーパーキッズ……

ですが、安心してください♪

スーパーキッズでなくても取り組めましたし、大丈夫です^^;

実際にどんな感じの出題なのか、画像とともに紹介していきたいと思います。

(※)難易度の★の数は、そのページの最後の問いのレベルに合わせて表示されています

関連記事:中学受験サピックスはいつから通う?低学年のうちにやるべきこととは

 

『きらめき算数脳1年生・2年生』は難しい?どんな内容なの?

・ルールに従い試す・調べる問題/条件を整理する問題
・図形・パズル系の問題

上の章の引用部分に”読解力・論理的思考力・問題解決力”と3つの力(ワード)が書かれています。

では、どんな問題で3つの力を鍛えていくかと言うと、主に上のあげた2つに分けることができます。

どちらも単純な計算問題はなく、考えることが必要な問題ばかりです。

かと言って、全部が難しいわけじゃなかったよ

では具体的な出題の例をあげながら紹介していきますね。

 

ルールに従い試す・調べる問題/条件を整理する問題

ここでは★★★「星3つ」レベルの”ゆびさしゲーム”を例にあげてみます。

きらめき算数脳どんな内容

まずはルールを読み理解することが第一関門です。

まずはどんな決まりやルールがあるのか、そして何を聞かれているのかをしっかり理解することから始まります

ルール
① ㋐〜㋔の5つのしなものを5人でとりあいます。
② 5人はそれぞれほしいものをどうじ(同じ時)にゆびさします。ゆびさしたしなものを ほかの人がさしていなければ、そのしなものをもらうことができます。
  同じしなものをさした人がいたら、もらえません。
③ もらえなかった人たちで ゲームをつづけます。ただし1どゆびさしたしなものを もう1どゆびさすことはできません。


ルールを読んだ後に、”れい”を見ながら試しにやってみるといいよ

そして問題1はこんな感じ↓

5人とも もらえました。手のイラストにあてはまるいろをぬり、◯にあてはまる記号(何をもらったか)をかきましょう。

(1)の考え方
① 1かい目:えりちゃんが㋑ぶどうが確定
        さやかちゃん・あかりちゃんは今後㋒りんごを指せない
                       ちはるちゃん・しおりちゃんは今後㋓メロンを指せない
② 2かい目:あかりちゃん・しおりちゃんは今後㋐すいかを指せない
        さやかちゃん・ちはるちゃんは今後㋔パイナップルを指せない
③ 3かい目:さやかちゃんが㋐すいかが確定
④ 残りの㋒りんご・㋓メロン・㋔パイナップルを、あかりちゃん・しおりちゃん・ちはるちゃんで調整
  ちはる→メロン・パイナップルNGなので、㋒りんごが確定
⑤ 残り㋓メロン・㋔パイナップルを、あかりちゃん、しおりちゃんで調整
  しおり→メロンNGなので、㋔パイナップルが確定
  残りのあかり→㋓メロンが確定

考える工程が繰り返し必要な問題ですね

問題2は↓

5人がもらったしなものが 下のようにわかっています。1かい目と2かい目では どのしなものをさしたのかな。右の手のイラストをあてはまるいろでぬりましょう。

ちなみに登場人物はヒントにいる子たちです。
① 2かい目から、じゅんくん(ピンク)は1かい目に㋔をさしていたことが確定
② 同じく2かい目をヒントに、なおきくん(黄)は1かい目に㋐をさしていたことが確定
③ 3かい目をヒントに、たくみくん(緑)は1かい目に㋐をさしていたことが確定
④ セリフをヒントに、ひかるくん(赤)は2かい目は㋒を指せないので㋔→すると1かい目は㋐
④ ①〜④で4人の1回目が判明しているので、残りのげんちゃん(青)は㋐が確定
⑤ ④でひかるくん(赤)が㋔を指していて、ピンク・黃・赤が判明しているので、残りののたくみくん(緑)・げんちゃん(青)の2かい目は㋒

私自身この問題にとても苦戦しましたが、娘はわりとすんなり解けていました(゜o゜)

実際に取り組んでいて感じたのは、★の数は関係なさそう…ということ。
特にこのような思考力系の問題は、子ども(人)によって得意・苦手が異なるように感じます。

 

図形・パズル系の問題

ここでは★★「星2つ」レベルの”プレゼントこうかん”を例にあげてみます。
きらめき算数脳難しい?内容は?

おりがみをつかって、8人がプレゼントこうかんをします。こうかんのしかた をよんで、もんだいにこたえましょう。
こうかんのしかた
① おりがみに 8人の子どもたちがかいてあります。
② おりがみを㋐〜㋓のどれか1つのおりかたで はんぶんにおります。
③ おったときに かさなる人どうしで プレゼントをこうかんします。

まず大問1↓

つぎのように おりがみをおったとき(赤線)、ひかるくんはだれとプレゼントをこうかんするのかな。 あてはまる人に◯をつけましょう。

線対称の問題ですが、鏡に写った様子ではなく、折り線を対角線で折ったときの重なり方をイメージして考えます

そして大問2↓

つぎの2人がプレゼントをこうかんするには、㋐〜㋓のどこでおればいいのかな。◯にあてはまるきごうをかきましょう。
また、そのとき げんちゃんはだれとプレゼントをこうかんするのかな。あてはまる人にをつけましょう。


そして大問3・4↓

大問3
どの子も、男の子どうし・女の子どうしで、プレゼントをこうかんするには、㋐〜㋓のどこでおればいいのかな。◯にあてはまるきごうを かきましょう。

大問4
どの男の子も 女の子とプレゼントをこうかんするには、㋐〜㋓のどこでおればいいのかな。◯にあてはまるきごうを かきましょう。

このような図形の問題は、頭で考えて無理そうなら、実際に試して練習するしかないですね^^;

普通の線対称はいつもできるけど、これみたいな問題は初めてだったら、なかなか上手く考えられなかった(゚д゚)ウーン…

↑そうなんです。点図形でやるような線対称の問題や小学校受験で出るような鏡の問題は、わりと悩むことなくできてしまうに、今回のこの問題は時間をかけて考えていました。

応用というか、初めて見る問題に、今までの自分の学習を上手に当てはめて考えることにも練習が必要なんだと改めて実感です^^;

 

『きらめき算数脳1年生・2年生』をやって感じたメリット・デメリット

・"ルールに従い試す・調べる問題/条件を整理する問題"
・”図形・パズル系の問題”

上の章ではそれぞれ1題ずつ紹介しましたが、『きらめき算数脳1年生・2年生』の雰囲気は伝わりましたか??

同じ出題や類題が出されることはなく、全て異なる思考力系問題で、見開き1ページにつき1つの問題、合計33の問題に挑戦することができます。

では次に、『きらめき算数脳1年生・2年生』を取り組んでみて「さすが!」と思う反面、「微妙〜」と感じたことがあるので、それぞれ紹介していきたいと思います。

 

『きらめき算数脳1年生・2年生』を取り組んで感じたメリット

・試行錯誤して考える問題にたくさん挑戦できる
・やっと見つけた!という”ひらめき”の感覚を体験できる
・オールカラーで雰囲気が良い
・解答が別冊

4つほどあげましたが、特にお伝えしたいのが1番目と2番目に書いたことです。

どれも「あ〜でもない、こ〜でもない」と考えて答えを導き出す問題ばかりなので、根性と忍耐力も付きます^^;

”ひらめき”とありますが、何も考えずに天から降ってくるような”ひらめき”ではありません^^;

考えて考えて考えぬいて…やっと「これだ!みつけた!」という意味での”ひらめき”です◎

個人的には試行錯誤して答えを見つける感覚を沢山の問題で体験できるのが、この本の特徴でもあり、メリットだと感じました。

 

『きらめき算数脳1年生・2年生』を取り組んで感じたデメリット

値段が…2,090円(税込)は高いぃぃ〜

問題も解答も両方フルカラーだし、用紙もしっかり厚めだからかなぁ??

算数らしくない内容ですが確かにしっかりと考える内容ばかり。

取り組んだ経験のある子とない子では、差がつかないワケはないですね。

でも、高い…^^;

見開き1ページずつ毎日取り組んでいたら、1ヶ月ちょっとで終わってしまいます。

苦手な問題を数回繰り返すとしても、2ヶ月あれば一度終了です^^;

この問題集を全て自分の力でクリアできるようになれば、大きな成果です!

それが2,000円で手に入るなら、別にコスパが悪いとは思わないかな…(゜-゜)

高いとは言いつつ、次の小学2・3年生も買ってしまったくらいなので^^

計算問題も大事ですが、まだ難しい計算ができないこの時期にこそ、思考力系問題に沢山時間を充てたいとも考えています

ですが、もう一度言います、高くない?(゜o゜)

『きらめき算数脳』高いっ!と思ったら、『算数ラボ』も比較検討すべし

我が家では、『きらめき算数脳』に取り組む以前から『算数ラボ』も利用しています。

算数ラボ10級のレビュー/シリーズ3冊の違いを知りたい方はこちらの記事
算数ラボ9級のレビュー/10級との差・レベル感が気になる方はこちらの記事

『きらめき算数脳』と同じく、考えること/試行錯誤することをメインにした思考力系問題集です。

思考力と言えばサイパーのビルディングパズルもすんごく考える系で良かったです^^

・『きらめき算数脳』はちょっと高い
・もっとじゃんじゃん使える問題集がないかな

という方はチェックしてみてください◎

 

ちなみに、我が家では『算数ラボ』は直書きOK!

ですが、『きらめき算数脳』は自宅コピーか透明下敷き&ホワイトボードペン方式です^^;
(↑ケチかwでも高いし、2回目は買いたくない^^;)

関連記事
宿題スキャナー、homeworkscanner、無料でスキャン、問題集の書き込みを消すアプリ
すべて無料!問題集のスキャン・コピー、書き込みを消す方法を紹介

「ほんの数ページだけ印刷したい」「データとしてとっておいて、いつでも印刷できたらな」を叶えるのが「Adobe Scan」アプリ。スマホとプリンターさえあれば、誰でもカンタンに費用もかからずに資料や問題集をPDF化してファイル保存することができます。子どもの学習にもとても役立つ時短アイテムの紹介です♪

続きを見る

 

『きらめき算数脳1年生・2年生』を取り組んで感じた効果は?

”読解力”が育つ(あと根性w)

正直、「考える力や思考力がレベルアップした!」とはまだ判断できません^^;

一年生なので、力を試す機会も滅多にないということもありますが…

ですが、長めの問題文も理解できるまで繰り返し読んでいたり、例題に当てはめて確認するなど、読んで分かろうとする姿をみて、少し成長を感じることができました^^
『きらめき算数脳』読解力がつく

また、ルールに当てはめて一つずつ可能性を試したり、条件を整理しながら合理性がとれるかどうか何度も試行錯誤する作業にも慣れてきたように見えます◎

根気のいる作業でも、取り合えず「書いてみよう」と鉛筆を動かしてがんばって考えています^^

簡単だと思う問題もあるけど、何度考えてわからない問題もあるんだよね…(゜-゜)

中学受験用?『きらめき算数脳』は初めて見る問題に立ち向かう力を伸ばす!

中学受験用ではない!しかし初めて見る問題には強くなるかも?!

サピックスが著者ということもあり、中学受験を検討しているご家庭の子が使うことが多いかもしれません。

しかし、『きらめき算数脳』自体が中学受験に役立つというよりも、

・計算問題以外の”考える問題”に慣れる
・入塾テストや他の模試・テストの思考力系問題に有利

↑このような目的や成果が、中学受験の準備に繋がっていくのだと思います。

実際に、算数検定の大問のうち一つは思考力を問うような(初めて見るような)問題が出題されます。

また全国統一小学生テストでも最後の問題は思考力系(パズルのような)問題が出題されることが多いです。

関連記事:【年長】全国統一小学生テスト内容や対策をブログレポ!

初めて見る問題って、すごく難しく感じるし、何を答えればいいのかもわからなくなったりするんだよね

娘と『きらめき算数脳』に取り組んで思ったのは、「初めて見る問題ばかり」ということ。

オリジナリティがあって、他では見たことのないような問題ばかりです。

初見の問題でも「あきらめずに取り組めば解ける!」という体験を、『きらめき算数脳』で沢山体験してもらいたい!

そういった意味で、思考力・忍耐力が必要といわれる中学受験に向けての家庭学習の一つとして取り入れる価値は大いにありそうですね◎

 

『ピグマキッズくらぶ』と『きらめき算数脳』

『ピグマキッズくらぶ』とは、サピックス小学部が中学受験指導の経験・ノウハウを活かし運営する小・中学生向けの通信教育です。

1999年からあるので、もう20年以上の歴史がありますね

この通信教育の目的は低学年のうちから思考力や問題解決能力を身につけることなのですが、その方法としてゲームやパズルの要素が多い問題を取り入れいます。

その問題が朝日小学生新聞との共同企画として掲載さていたのですが、

その連載された問題と新たな問題を追加して再構成してできたのが『きらめき算数脳』なのです。

直接中学受験の学習をするわけではないけど、根っこの部分は繋がっているといった感じですね

 

『きらめき算数脳』を取り組む際の注意点

・できそうな問題から取り組むこと
・難しそうに感じたら期間をあけて再チャレンジがおすすめ
・時間に余裕のある時に取り組むこと

直前でも述べたように、すぐに解ける問題と、解くのに長い時間かかってしまう問題があります。

↑子どもによって、どれが得意で、どれが苦手か異なると思います

繰り返しになりますが、★星の数で判断するよりも、お子さんができそうな問題・苦手ではなさそうな問題から取り組ませてあげるのがおすすめです。

娘は図形の問題が苦手のよう…なにか対策をしたいです

サイコロの問題で発狂していました^^;(コレ↓)一番最後のページの問題で思わず苦戦でした。

そして、もう一つ大事なのは、必ず時間に余裕がある時に取り組むということです。

見開き1ページで20〜30分くらいかかってしまうものもあるかもしれません

考える工程が何度もある問題は、じっくり時間をかけて考える必要があります。

中途半端で終わらせてしまうと勿体ないので、取り組むスケジュールを上手く調整できると良いと思います◎

 

最後に|次は『きらめき算数脳2・3年生』にチャレンジ!

『きらめき算数脳』のイメージや雰囲気は伝わりましたか?

お値段は他の市販問題集よりもやや高めですが、我が家では続けて取り組ませたい問題集だと感じています。

算数の学習はもはや計算能力や公式のみに頼ることはできません…

正直、すぐに効果や成績としての結果が出づらく、継続のモチベーション維持が難しい分野だと思います。

あきらめずに試行錯誤することが”特別”じゃなくなるといいな◎

memo

中学受験をするにしても、しないにしても、いつかのタイミングで”考える力・思考力”が問われることになりそうですね^^;
もう、私たし親世代の学習・受験とは違うことが多い……時代の流れを感じます(._.)

今、難関中学の受験では、算数科目は極めて高い思考力が必要な出題されるとのこと。

難関校なんて縁がないと考えている方も、実は他人事ではないんですよ!

私が中学受験をしたはるか昔(20数年前ですが^^;)に難関・トップ校で出題されていたレベルの問題が、いま現在の中学入試では中堅レベルの学校でも出題されいるとのこと。
特殊算だって、元はと言えば難関校と言われる学校が出していた問題です。

中学受験全体のレベルが上がっているとも言われていますが、当時中学受験した私も、今と昔とではだいぶレベルの差があると感じます

ということは、難関校で出題されていた問題が、今後そうではない中学校の入試でも出題される可能性も十分にあると言うことですね。

計算が早く正確にできることも大事、思考力も大事…忙しいですね^^;

2年生・3年生のものを見てみると、扱う数字も大きくなるので、学年相応の計算力は必要になってきます。

我が家では、RISU算数では2〜3学年分先取りできていますが、こちらは教科算数の学習。

『きらめき算数脳』とは全く使い方・役割が違います

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